XMはNDD方式なのか?ネットの嘘を検証する。

XMはNDD方式を謳い文句にしているが、実際はDD方式!?

ネット上では、XMの方式について次のような噂が流れています。

「XMって本当はNDD方式ではない」
「XMはNDD方式と言っているだけで、実際は異なり、DD方式に近い」

「実はXMの取引方式はDD方式である」
「XMはインターバンク市場(外国為替市場)と直結しているわけではない」

これらXMの悪い噂は本当なのでしょうか?
真意を探るべく色々なブログからスパイ活動を行い、情報収集により検証しました。

しかし、これは文章で書かれているだけで、本当なのかは分かりません。もしかしたら口先だけで『NDD方式』を謳っているだけで、裏では『DD方式』を採用しているかもしれません。

また、仮に海外FX業者が嘘をついていても、国外のことなので日本の法律で罰せられることもありません。

「XMは海外のFX業者のため、日本の法律で罰せられない」とあります。

嘘を付いてもバレない。だから、
『本当はNDD方式ではなく、DD方式だ』仮説ですかね。

ネット上によくありきたりな例ですが、あまり論理的(ロジカル)な話とは言えないですね。
少し無理があります。

海外FX業者がどの注文処理方式でトレーダーの注文を処理しているのかは、そのFX業者の内部の人間にしかわからないことなので、「海外FX業者も呑み行為をしている!」と断定することはできません。

しかし、「海外FX業者は呑み行為をしていない」という発言には不自然な点が多く、「海外FX業者でもDD方式による呑み行為をしていると考えるのが自然である」と結論づけます。

「自然である」かどうかはともかくとして、海外FX業者でも、
呑み行為(トレーダーの注文を取引業者のポケットに入れる)があるかもしれない、と書かれていますね。

真相はどうなんでしょう?

「XMがNDDってウソ?」XM利用者の声を聞いてみよう

呑みしてるところも結局は個人トレーダーと同じで実力と運がいるからな

個人と決定的に違うのは向こうはスプとかスリッページをいじれるとこ ここはNDDだからたぶん大丈夫だろうけど

XM利用者の声です。

実際の利用者目線では、海外FX業者の中でもXMはNDD方式のようです。

DDのFX業者はトレーダーのすべての注文をインターバンクに流すことはしておらず、必要に応じてカバー先に流します。ですので、数秒~数十秒の短い間隔で頻繁に取引を繰り返すスキャルピングをされるとカバー取引が追いつかず、FX業者が損失を被ることがあるのです。

そのため、DDのFX業者はスキャルピングを禁止しているところがあります。

また、海外FX業者の中でもGEMFOREXはDDと言えるでしょう。

海外FX業者でも、DD方式を採用している業者があるようですね。

ちなみにですが、XMではスキャルピングの禁止はされていません(むしろ認められている)

実際に、海外FX業者の中にはNDD方式ではなく、DD方式を採用している業者も
あることは確かな事実です。

XMはNDD方式を採用しています。

そもそもDDやNDDという単語がよくわからない方、これらはFX会社における取引形態を表しています。

NDD方式であること、それは透明性の高い取引を保証するということです。

上の記事では、XMはNDD方式を採用していると断定されています。

ただし、NDD方式を採用していることと、実際の全取引がNDD方式であることは別問題なんですね。

XMは、NDDブローカー

XM(XMTrading)は、他の海外FX業者にも多いNDDブローカーに分けられます。

ただし、ドル円などのFX通貨ペアはNDDですが、金や原油、日経平均株価、小麦などのCFD銘柄は他の海外FX業者と同じようにOTCです。

OTC(Over The Counter:オーバーザカウンター)とはDD方式のことで、別名です。(=相対取引)

つまり、XMはFXではNDD方式。それ以外はDD方式であるということですね。

FXブローカーのXMについて詳しい方、教えてください。

FXブローカーのXMについて詳しい方、教えてください。1.XMは「NDD(A-book)」みたいに言われている反面、スタンダード口座とマイクロ口座は「STP」とされていますが、どちらが本当なんでしょうか?
STP=NDDでは無いと思うのですが・・。

2.ゼロ口座は「ECN」となってますが、本当に投資家同士のマッチングのみで、ブローカー自体に呑まれる事はありませんでしょうか?

お詳しい方、よろしくお願いします。

ベストアンサーに選ばれた回答

まずSTP方式はディーラーは介入しないのでNDDです。
そしてECN方式もディーラーは介入しないのでNDDです。

ECN方式は直接インターバンク市場と自動マッチングで売買が成立し、FX業者は顧客の取引量に応じて手数料を徴収する仕組みです。

STP方式はインターバンク市場から自動で1番良いレートを探してそれにFX業者がスプレッドを乗せたレートを顧客に提示します。

NDDのECN方式でもSTP方式でもVDPを入れてラストルックしてるという噂は絶えませんね 。。

そこを一切ラストルックできないようにしたのがDMA方式ですね。

やはり、少なくともFXにおいて、XMはNDD方式と言えるようですね。
ECN方式STP方式については、後々詳しく解説します。

NDD方式とDD方式の違いを軽く復習

さて、大切な事なので、NDD方式とDD方式の違いを軽く説明しておきましょう。
「そんな事知ってるよ~」

はい。知っている場合は次の章まで飛ばして下さい。
知らない場合、違いの詳細は以下記事をご参考下さい。

では、簡単に説明します。

DD方式とは

顧客の注文を直接に介さず、間に人(ディーラー)が入る注文方式です。
間に人が入るから、FX取引業者側で操作・介入が可能のため、透明性に欠ける方式です。

注文を通さないことも可能です。
なぜ注文を通さないのか?

顧客であるトレーダーが負ければ負けるほど、取引業者が儲かるからです。(相対取引)
トレーダーの利益と取引業者の利益が相反関係にあるとも言えます。

NDD方式とは

一方、NDD方式とは、間に人(ディーラー)が入らない注文方式です。
NDDは「Non Dealing Desk」の略です。間に机がない。

トレーダーとインターバンク市場が直結しているため、透明な取引が可能です。
ただし、FX取引業者の利益は純粋な手数料(スプレッド)のみとなるため、スプレッドは広めになります。

スプレッドの広さはNDD方式のデメリットといえますが、
高い約定能力、顧客に長く取引してもらう仕組みが豊富など、これを上回るメリットの方が多いですね。

NDD方式は取引業者・アフィリエイター・トレーダーの利害が同じ

XMはNDD方式だから、業者もトレーダーもアフィリエイターもみんなで儲かる

XMは利益一致系(NDD方式)

実は、XMが採用しているNDD方式は、顧客と海外FX業者の利益が一致しています。
もっと言うと、アフィリエイターの利益も一致しています。

例えば「XMアフィリエイト」の場合、顧客がトレードしないとアフィリエイト報酬が
発生しない仕組みになっています。

顧客がトレードして初めて報酬が発生し、トレード毎に海外FX業者から少しずつの報酬が出ます。

また、その報酬を自分のトレード資金に回すことも可能です。

実際に、XMアフィリエイトとXMトレードを両方している人は多い(=トレーダー兼アフィリエイター)

つまり、顧客である個人トレーダーが勝ち続けて、長く取引を続けてくれた方が、
勝ちが勝ちを呼び込む形で、アフィリエイト報酬が増えることになります。

アフィリエイター側も必然的に、優良&信頼できて、勝ちやすい取引業者をオススメすることになります。

つまり、NDD方式は勝てば勝つほど、3者ともに儲かる仕組みなんです。
(正しくやれば)

  • 取引業者は手数料(スプレッド)で。
  • アフィリエイターはロットリベート(トレード報酬)で。
  • そして、我々トレーダーは為替差益で。

国内口座は利益相反系

逆に、極小スプレッドなどを謳い文句にした日本国内の
口座開設アフィリエイターとトレーダーとでは利害が一致しません。

なぜなら、口座開設(初回入金)時に「高額」の報酬が発生するだけからです。
なので、その取引業者が使えなくても、必死に口座開設させようと、スプレッド比較に走ります。

一旦開設させてしまえば、アフォリエイターにとって、トレードに責任を取らなくて構わない。
言ってしまえば、初回入金されたらもう後の事(トレードの事)はどうでも良いわけです。

オススメしている張本人はその口座を使った事もないので、
実際の使用感も分からないという。

実はNDD方式は2つある!!

ゼロはecn。これが最大のメリット
スタンダードや他業者と同時に動きを比較すると一目瞭然

なるほど、確かNDDの極みみたいな感じだよね

利用者の声ですが、これが事実・現実でもあり真実で、
NDD方式には次の2種類があります。

ECN方式

ECN方式とは、トレーダーとインターバンク市場との間に
FX業者の自動システムすら入らないNDD方式のことを言います。

Electronic Communications Network(エレクトロニック・コミュニケーションズ・ネットワーク)の略で、
電子証券通信ネットワークです。

自動システムすら入らないので、インターバンクの価格がそのまま提示されます。
つまり、スプレッドが実質ゼロになります。

その代わりに別途、取引手数料が発生します。(そうしないと取引業者の存在意義がなくなる)


STP方式

一方、STP方式は自動システムが入る方式で、インターバンク価格に自動的にスプレッドが上乗せされます。

Straight Through Processing(ストレート・スルー・プロセッシング)の略で、
取引プロセスをすべて電子的に自動で行わせて、注文を直接インターバンク市場に流しています。

ECN方式とSTP方式の役割

一般的(世界的)にFXのNDD方式では、
普通の口座がSTP口座で、スプレッドが狭いことを「売り」にしているのがECN口座です。


FXの取引方法(DD方式、NDD方式、STP方式、ECN方式)

※FX取引方式の簡略図

XMでは、スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座がSTP方式、
ゼロスプレッド口座がECN方式の口座タイプ
となります。

で結局、XMはNDD方式なのか?DD方式なのか?

では、議論に終止符を打つべく以下にまとめます。

FXのNDD方式には2つの方式がある。

  • ECN方式
  • STP方式

XMの取引口座タイプは次の4種類がある。

  • ゼロスプレッド口座
  • スタンダード口座
  • マイクロ口座
  • KIWAMI極口座

XMの取引方式は以下2つに分かれる。

  • ゼロスプレッド口座:ECN方式
  • スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座:STP方式


結論:XMはNDD方式。