
GogoJungleで販売されているEAの中でも、
ゴールド専用EAとして目立っているのが「昇金竜EA」です。
昇金竜EAは、XAU/USD、つまりゴールドの買いに特化したMT5専用EAです。
販売ページでは、勝率84%、11年バックテスト、ゴールド買い特化、RSI2、ATR動的ナンピン、複利機能など、かなり強い訴求が並んでいます。
また、リアル稼働の公開や、開発者による解説、無料コミュニティ、さらには設計思想からソースコードまで公開する高額な完全解説書も用意されています。
さらに、YouTubeライブ配信でリアル稼働の様子を確認できる点も、
昇金竜EAの特徴のひとつです。
そのため、一見するとかなり魅力的なEAに見えると思います。
ただし、最初に正直に言うと、
昇金竜EAは、何も考えずに完全放置できる安全なEAとして見るべきではありません。
理由は、
ゴールド買い特化であり、
ナンピン型であり、
販売ページでも重要指標前後の停止が推奨されているからです。
また、
昇金竜EAは単純にRSIが下がったら買うEAではありません。
開発者の説明では、
- M5でゴールドの短期的な売られすぎを監視する
- RSI2で買いエントリーを選別する
- さらに下落した場合はATRを基準にナンピンする
- 複数ポジションの合計損益がプラスになった段階で一括決済する
という流れで動く設計。
一見すると、
相場の値動きに合わせてナンピン間隔を調整し、
平均取得価格を下げながら戻りを狙う、
合理的な仕組みに見えます。
ただし、
RSI2が売られすぎを示しても、
ゴールドが必ず反発するわけではありません。
ATRを使ってナンピン間隔を変えても、
一方向の下落が続けば、
ポジション数と含み損が増える可能性があります。
勝率84%という数字やバックテスト結果だけを見るのではなく、
なぜ高い勝率になりやすいのか、
その裏でどのようなリスクを取っているのか
まで確認する必要があります。
この記事では、
昇金竜EAの特徴や評判だけでなく、
M5・RSI2・ATR動的ナンピン・合計損益一括決済の仕組み、
勝率84%・11年バックテストの見方、
ゴールド買い特化ナンピンのリスク、
複利運用と利益出金の考え方まで、
中立的に検証レビューしていきます。
この記事で分かること
- 昇金竜EAの基本情報
- ゴールド買い特化EAをどう見るべきか
- M5・RSI2・ATR動的ナンピン・一括決済の仕組み
- 勝率84%・11年バックテストの注意点
- リアルトレード成績とYouTubeライブ配信を見る時の注意点
- 複利機能と利益を定期的に出金する考え方
- 無料のお試し版で確認できること
- 完全解説書は必要なのか
- 昇金竜EAが向いている人・向いていない人
なお、EAの価格、販売本数、フォワード実績、レビュー内容は変わる可能性があります。
購入を検討する場合は、必ずGogoJungleの販売ページで最新情報を確認してください。
昇金竜EAとは?
昇金竜EAは、GogoJungleで販売されているMT5専用の自動売買EAです。
通貨ペアはXAU/USD、つまりゴールドに特化しています。
取引スタイルはスキャルピングで、使用時間足はM5、つまり5分足です。
最大の特徴は、ゴールドの「買い」だけを行う点です。
販売ページでは、ゴールドの急落後の戻りを狙う設計として説明されています。
具体的には、
RSI2で売られすぎを検知し、
ATR動的ナンピンで平均取得価格を下げながら、
戻りを全体の利益につなげるロジックとされています。
つまり、単純なトレンドフォローEAというより、
ゴールドが下げたところで買いを入れ、戻りを狙う逆張り・ナンピン型のEAと見るのが自然です。
昇金竜EAの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 昇金竜EA |
| 取引対象 | XAU/USD(ゴールド) |
| 取引スタイル | スキャルピング |
| 使用時間足 | M5 |
| 対応プラットフォーム | MetaTrader 5(MT5) |
| 売買方向 | 買い特化 |
| 主な特徴 | RSI2、ATR動的ナンピン、複利機能 |
| 最大ポジション数 | パラメータで設定可能 |
| 最大ロット数 | パラメータで設定可能 |
| 推奨資金 | 販売ページでは100万円以上での運用を推奨(公開当初は最低30万円・推奨50万円以上との説明) |
| VPS | 利用推奨 |
なお、推奨資金については販売開始後に説明が変わっています。
この記事を公開した当初、販売ページでは
最低30万円・推奨50万円以上
と説明されていましたが、
現在はナンピンロジックを使うことから、
100万円以上での運用が推奨されています。
個人的には、
この変更は軽く見ない方がいいと思います。
昇金竜EAはゴールドの買い特化・ナンピン型です。
実際の運用で含み損やドローダウンが発生する以上、
「最低いくらで動かせるか」より、
どれくらい余裕を持って耐えられるか
で資金を考えた方がいいです。
この基本情報を見るだけでも、昇金竜EAはかなり特徴がはっきりしています。
特に重要なのは、ゴールド専用、買い特化、ナンピン、複利機能、MT5専用という点です。
このあたりを理解せずに、勝率や利益額だけで判断するのは危険です。
昇金竜EAの特徴
昇金竜EAの主な特徴は、以下の通りです。
- YouTubeライブ配信で稼働状況を確認できる
- ゴールドの買いだけに特化している
- RSI2で売られすぎを検知する
- ATR動的ナンピンでポジションを追加する
- 戻りで一括決済する設計
- 複利機能で資金量に応じてロット調整できる
- MT5対応ブローカーであれば使用可能とされている
- 重要指標前後は停止が推奨されている
販売ページの訴求を見ると、かなり攻めたEAという印象があります。
勝率84%、11年バックテスト、純利益250万円超、最大ドローダウン12%という数字は、確かに目を引きます。
ただし、EAを見る時に大事なのは、数字そのものよりも、
その数字を出すために、どのようなリスクを取っているのかです。
昇金竜EAの場合、その中心にあるのが、ゴールド買い特化とナンピンです。
ゴールド買い特化EAをどう見るか
昇金竜EAは、ゴールドの買いだけに特化したEAです。
売りは行わず、ゴールドが下げた場面で買いを入れ、戻りを狙う設計とされています。
買い特化という設計は、ロジックが分かりやすいというメリットがあります。
ただし、ゴールドが大きく下落し続ける局面では、含み損を抱えやすくなる可能性があります。
販売ページでは、ゴールドの「急落後に戻る」性質を利用すると説明されています。
しかし、ゴールドが急落した後に必ずすぐ戻るとは限りません。
一方向に下落が続く場面や、重要指標、金融政策、地政学リスクなどで急変する場面では、想定以上に含み損が膨らむ可能性があります。
ゴールド買い特化EAは、上手くハマれば分かりやすい反面、
ゴールドが大きく下げ続ける局面ではリスクが大きくなります。
「買いだけで勝ち続ける」という言葉だけで判断しない方が良いです。
昇金竜EAの評判・口コミを見る時の注意点
昇金竜EAの評判を確認する場合は、
評価の高さだけでなく、
レビューがどの程度の運用期間を経て書かれたものかも確認した方が良いです。
EAは、
購入直後の設定のしやすさや、
短期間の利益だけで高く評価されることがあります。
しかし、
昇金竜EAはゴールド買い特化のナンピン型です。
本当に確認したいのは、
利益が出ている時の感想だけではありません。
- どの程度の資金とロットで運用しているか
- 含み損を抱えた時にどう感じたか
- 重要指標前後に停止しているか
- 長期間運用したレビューか
- 販売者の推奨設定を守っているか
といった点も含めて見る必要があります。
高評価のレビューはプラス材料ですが、
同じEAでも資金、ロット、稼働時間、停止判断によって結果は変わります。
そのため、
評判だけで購入を決めるのではなく、
バックテスト、リアル運用、ロジック、ドローダウンを合わせて判断するのが現実的です。
昇金竜EAのロジック|M5・RSI2・ATRナンピン・一括決済
昇金竜EAは、
単にRSIが下がったら買い、
一定間隔でナンピンするEAではありません。
開発者の説明によると、
主に以下の仕組みを組み合わせた設計とされています。
- M5(5分足)で短期的な売られすぎを判定する
- RSI2を使って最初の買いエントリーを選別する
- さらに下落した場合はATRを基準にナンピンする
- 保有ポジション全体の合計損益がプラスになった段階で一括決済する
つまり、
1回のエントリーだけで利益を取るというより、
下落局面で複数の買いポジションを持ち、
平均取得価格を下げながら、戻りをまとめて利益に変える
という考え方です。
なぜM5(5分足)を使うのか
昇金竜EAは、
M5、つまり5分足で動かすことを前提としています。
開発者の説明では、
M1・M5・M15・H1で同一ロジックを検証した結果、
ゴールドの短期売買では、
M5が取引頻度とシグナル精度のバランスを取りやすかったとされています。
M1は取引機会が多い一方で、
短期的な価格変動にRSIが反応しすぎて、
エントリー回数が増えやすくなる可能性があります。
反対に、
M15やH1では短期的なノイズは減りやすいものの、
スキャルピングとしてはエントリー機会が少なくなります。
その中間にあるM5を使うことで、
- M1ほど頻繁に反応しすぎない
- H1ほどエントリー回数が減らない
- ゴールドの短期的な反発を狙いやすい
というバランスを狙っていると考えられます。
ただし、
M5がすべてのゴールドEAに最適という意味ではありません。
あくまで、
昇金竜EAのRSI・ナンピン・決済ロジックと組み合わせた場合の設計上の選択
として見る必要があります。
なぜ一般的なRSI14ではなくRSI2を使うのか
昇金竜EAでは、
最初のエントリー条件に期間2のRSIが使われていると説明されています。
一般的なRSIでは、
期間14が初期設定として使われることが多いため、
「期間2では短すぎるのでは?」
と感じる人もいると思います。
RSIは、
設定期間が長いほど大きな流れを捉えやすくなり、
短いほど直近の値動きへ敏感に反応します。
- RSI14:比較的長い期間の上昇・下落の強さを見る
- RSI2:直近数本の急な上昇・下落へ敏感に反応する
昇金竜EAが狙っているのは、
大きなトレンドの転換ではありません。
ゴールドが短時間で強く売られた後の、
小さな買い戻しや反発を狙う設計とされています。
そのため、
反応の遅いRSI14よりも、
直近の急落を早く検知しやすいRSI2を、
エントリーのきっかけにしていると考えられます。

販売者の解説記事では、
RSI2が10.4以下になった場面を、
買いエントリーの条件としていると説明されています。
これは、
RSIが少し下がっただけで買うのではなく、
短期的にかなり強く売られた場面まで、
エントリーを待つ考え方です。
M5では1日に多くのローソク足が形成されますが、
この条件に該当するのは限られた場面と説明されています。
つまり、
取引回数を増やして利益を狙うというより、
条件を厳しくし、
短期的に売りが偏った場面だけを選別する
ことを狙った設計です。
RSI2が低いから反発するとは限らない
ただし、
RSI2が10.4以下になったからといって、
ゴールドが必ず反発するわけではありません。
RSIは、
現在の値動きが直近と比べて強く売られていることを示す指標であり、
将来の反発を保証するものではないからです。
強い下落相場では、
RSIが低い状態のまま、
さらに価格が下がり続けることもあります。
その場合、
昇金竜EAはATRを基準に追加の買いポジションを持ち、
平均取得価格を下げながら反発を待つ設計とされています。
つまり、
高い勝率がRSI2だけによって生まれているというより、
- RSI2によるエントリーの絞り込み
- ATRを基準にした追加買い
- 複数ポジションの合計損益による一括決済
を組み合わせたバックテスト結果として見る必要があります。
RSI2は「反発を保証する指標」ではなく、エントリー候補を絞る条件
期間2のRSIは、
短期的な急落を早く捉えやすい反面、
価格変動にも敏感です。
昇金竜EAでは、
RSI2だけで安全性を確保するのではなく、
ATRナンピンや合計損益決済と組み合わせて使われている点を確認する必要があります。
ATRを基準にナンピン間隔を変える
最初の買いエントリー後も価格が下落した場合、
昇金竜EAは追加の買いポジションを持つと説明されています。
ただし、
一定の価格幅ごとに機械的にナンピンするのではなく、
ATRを使ってナンピン間隔を調整する設計です。
ATRは、
その時の相場がどの程度動いているかを測る指標です。

開発者の説明を整理すると、
- 値動きが大きい時は、ナンピン間隔を広げる
- 値動きが小さい時は、ナンピン間隔を調整する
という考え方になります。
固定幅のナンピンでは、
相場が荒れている時も静かな時も、
同じ価格差でポジションを追加してしまいます。
ATRを使えば、
その時のゴールドの値動きに合わせて、
追加エントリーの間隔を変えられる可能性があります。
その意味では、
単純な固定間隔ナンピンよりも、
相場環境を考慮した設計だと言えます。
ただし、
ATRを使っても、
下落中に買いポジションを追加するナンピンであることは変わりません。
一方向の下落が長く続けば、
ポジション数と含み損が増える可能性があります。
個別ではなく合計損益がプラスになったら一括決済
昇金竜EAの決済で特徴的なのが、
個々のポジションを別々に利確・損切りするのではなく、
保有ポジション全体の合計損益を見る点です。
例えば、
3つの買いポジションを持っていて、
- 1つ目:含み損
- 2つ目:含み損
- 3つ目:含み益
という状態でも、
3つを合計した損益が設定された利益水準に達すれば、
まとめて決済する設計と説明されています。
ナンピンによって平均取得価格が下がっていれば、
価格が最初のエントリー位置まで完全に戻らなくても、
全体の損益がプラスへ転じる可能性があります。
これが、
昇金竜EAの高い勝率を支える要素のひとつだと考えられます。
ただし、
この仕組みには注意点もあります。
相場が戻るまで決済されない場合、
含み損を抱える時間が長くなることがあります。
また、
相場が一方向に下落し続ければ、
合計損益がプラスへ戻らず、
含み損と必要証拠金が増える可能性があります。
つまり、
一括決済は含み損を消す仕組みではなく、
複数ポジション全体で回収を目指す仕組み
と見る方が正確です。
M5・RSI2・ATRナンピン・一括決済が組み合わされている
昇金竜EAの一連の流れを整理すると、
以下のようになります。
- M5でゴールドの値動きを監視する
- RSI2が売られすぎ条件を満たした場面で買う
- さらに下落した場合はATRを基準に追加買いする
- 複数ポジションの平均取得価格を下げる
- 価格が反発し、合計損益がプラスになった段階で一括決済する
それぞれを単独で見ると、
一般的なテクニカル指標やナンピンの仕組みです。
昇金竜EAは、
これらを組み合わせることで、
ゴールドの短期的な下落と反発を取ろうとするEAだと考えられます。
ロジックが合理的に見えても、破綻リスクがなくなるわけではない
M5によるシグナル選別、
RSI2による売られすぎ判定、
ATRによるナンピン間隔の調整、
合計損益での一括決済。
それぞれには設計上の理由があります。
ただし、
ゴールドが想定以上に下落し続ければ、
買いポジションと含み損が増える可能性があります。
仕組みが工夫されていることと、
安全が保証されていることは別です。
ここまでリスクについても触れてきましたが、
私は昇金竜EAのロジック自体を否定的に見ているわけではありません。
RSI2でエントリーを絞り、
ATRでナンピン間隔を調整し、
複数ポジションを合計損益で決済する。
それぞれの仕組みには、
ゴールドの短期的な値動きを狙うための、
明確な設計意図があります。
また、
バックテストだけでなく、
リアル稼働やライブ配信まで確認できる点も、
EAを検討するうえではプラス材料です。
そのため、
昇金竜EAは単純に
「ナンピンだから危険」
と切り捨てるEAではないと思っています。
大切なのは、
高勝率という数字だけで飛びつくのではなく、
ロジックと含み損の仕組みを理解したうえで、
無理のない資金とロットで使うことです。
開発者が公開している時間足別バックテスト結果
開発者の記事では、
同一ロジックを複数の時間足で動かしたバックテスト結果も公開されています。
| 時間足 | 純利益 | 勝率 | PF | 最大DD |
|---|---|---|---|---|
| M1 | 約89万円 | 71.3% | 1.42 | 28% |
| M5 | 約250万円 | 84.28% | 1.93 | 12% |
| M15 | 約163万円 | 78.6% | 1.71 | 17% |
| H1 | 約97万円 | 68.9% | 1.58 | 14% |
※開発者が公開している2015年1月~2026年3月のバックテスト結果を基に整理しています。開発者側の検証結果であり、当サイトが同じ条件で再検証したものではありません。初期証拠金、ロット設定、スプレッド、使用データなどによって結果は変わり、実際の運用で同じ成績になることを保証するものではありません。
この結果では、
M5が純利益、勝率、PFの面で最も良い数字になっています。
ただし、
これは昇金竜EAの特定ロジックと検証条件による結果です。
M5という時間足そのものが、
常にM1やM15より有利という意味ではありません。
勝率84%はどこまで参考になるか
昇金竜EAの販売ページでは、勝率84%という数字が強く打ち出されています。
この数字はかなり魅力的に見えます。
ただし、EAを見る時に勝率だけで判断するのは危険です。
なぜなら、勝率が高くても、1回の負けが大きければ、それまでの利益を一気に失う可能性があるからです。
特にナンピン型EAは、相場が戻る限りは勝率が高く見えやすいです。
小さな利益を積み上げる一方で、戻らない相場では大きな含み損を抱えることがあります。
そのため、勝率84%を見る時は、以下もセットで確認した方が良いです。
- 最大ドローダウン
- 含み損の大きさ
- 最大ポジション数
- ナンピン間隔
- ロット設定
- 急落時の挙動
- 重要指標前後の対応
- 損切りの有無
勝率84%という数字は、判断材料のひとつにはなります。
ただし、それだけで「安全なEA」と判断するのは早いです。
なお、販売ページ上で紹介されている勝率やバックテスト結果は、将来の利益や同じ成績を保証するものではありません。
11年バックテストはどこまで信用できるか
昇金竜EAでは、2015年から2026年までの約11年バックテストが訴求されています。
長期間のバックテストがあること自体は、短期間だけのテストよりも判断材料になります。
総トレード数も多く、販売ページでは、勝率、プロフィットファクター、リカバリーファクター、最大ドローダウンなどの数字が示されています。
ただし、バックテストはあくまで過去の相場での検証です。
実際のリアル運用では、以下のような要素が影響します。
- スプレッドの変動
- 約定のズレ
- スリッページ
- ブローカーごとのゴールド価格差
- VPS環境
- 相場急変時の流動性
- ユーザー側の稼働停止判断
特にゴールドは、ブローカーや時間帯によってスプレッドや約定環境の影響を受けやすいです。
バックテストの数字が良くても、自分の運用環境で同じ結果になるとは限りません。
そのため、11年バックテストは参考にしつつも、
フォワード実績やリアル運用の挙動、含み損の出方も確認した方が良いです。
「ゴールド上昇相場だから勝率84%になっただけ」は本当?
昇金竜EAについて調べていると、
「2015年以降はゴールドが長期的に上昇しているため、
買い特化のナンピンEAなら高い勝率やPFが出やすい」
という見方があります。
ここまでは分かります。
昇金竜EAは売りを行わず、
ゴールドが下落したところを買い、
戻りを狙うEAです。
そのため、
長期的なゴールド上昇が、
買い特化ロジックにとって追い風になった可能性は当然あります。
ただし、
「この期間なら、どんな買いナンピンでも勝率84%・PF1.9前後になる」
となると、
さすがに話が飛びすぎです。
……いや、
それなら作ってみればいいじゃん。
と思いました(笑)。
本当に、
ゴールドを買ってナンピンするだけで、
勝率84%・PF1.9前後まで簡単に出るのであれば、
RSI2もATRも必要ありません。
下がったところを適当に買って、
さらに下がったら適当に買い増す。
それだけのEAでも、
同じような数字になるはずです。
でも、
実際はそんな単純な話ではありません。
同じ買いナンピンでも、
- 最初にどこで買うのか
- どの程度下落したら追加で買うのか
- ナンピン間隔を固定するのか変動させるのか
- 最大で何ポジションまで持つのか
- どの条件で全体を決済するのか
- どの程度のロットで運用するのか
によって、
結果は大きく変わります。
昇金竜EAの場合は、
RSI2で最初のエントリーを絞り、
ATRで追加買いの間隔を調整し、
複数ポジションの合計損益で決済する設計です。
つまり、
単純に「ゴールドが下がったら買い続けるEA」ではありません。
ゴールドの長期上昇が追い風だった。
これは十分あり得ます。
ただ、
勝率84%やPF1.9前後という数字まで、
「ゴールドが上がったから」で片付けるのは雑です。
相場環境の影響と、
昇金竜EA固有のロジックの影響は、
分けて考える必要があります。
「ゴールドが上がった」は事実。でも「何をやっても同じ成績」ではない
買い特化EAなので、
ゴールドの長期上昇という環境は無視できません。
ただし、それだけで勝率84%・PF1.9前後まで説明できるという根拠はありません。
なお、
こうした長期上昇の影響を「ベータ」、
11年バックテストを「生存バイアス」、
さらに「オーバーフィッティング(過剰最適化)」と表現する見方もあります。
ただ、
専門用語を使えば分析が深くなるわけではありません。
まず、
ゴールド価格の上昇と昇金竜EAの損益が、
実際にどの程度連動しているのかを比較していないのであれば、
昇金竜EAの利益のどこまでが
「ゴールドという資産そのものの上昇」で説明できるのかは分かりません。
そして、
オーバーフィッティングについても同じです。
オーバーフィッティングとは、
過去データに合わせてロジックやパラメータを調整しすぎた結果、
バックテストでは良くても、
未知の相場では再現しなくなる状態を指します。
つまり、
「2015年以降にゴールドが上昇した」
という事実だけで、
「このEAは過剰最適化されている」とまでは言えません。
本当に過剰最適化を疑うのであれば、
- どの程度パラメータを最適化したのか
- インサンプルとアウト・オブ・サンプルを分けているか
- 別期間でも同じロジックが機能するか
- フォワードでバックテストに近い傾向が出ているか
- パラメータを少し変えただけで成績が崩れないか
などを確認する必要があります。
もちろん、
「長期上昇相場に助けられた可能性がある」
という指摘まで否定するつもりはありません。
買い特化EAなのですから、
そこは普通に疑って見るべきです。
ただ、
「上昇相場だった」
↓
「買いナンピンなら誰でも勝てる」
↓
「だからオーバーフィッティングだ」
では、
途中の検証が抜けています。
しかも現在は、
バックテストとは別にフォワード実績も公開されています。
バックテストの勝率84%に対して、
フォワードでは勝率が70%台まで下がっている一方、
PFは2前後を維持しています。
少なくとも現時点では、
「過去データでは良かったが、
リアルに出たらすぐ崩れたEA」
という状態ではありません。
過剰最適化の可能性は疑っていい。
でも、
可能性を疑うことと、
証明したことは別です。
バックテストDDとフォワードDDをそのまま比べていいのか?
もうひとつ、
気になる見方があります。
「バックテストの最大DDは15%なのに、
フォワードでは27%台まで拡大している。
だからリアル相場では想定以上に含み損が深くなった」
というものです。
数字だけ並べると、
確かにそう見えます。
ただ、
その2つ、本当に同じ条件ですか?
昇金竜EAの販売ページに掲載されている11年バックテストは、
初期証拠金100万円、
0.01ロット固定の単利設定です。
一方、
フォワード実績では、
オートロット(複利)機能を使った運用も行われています。
つまり、
少なくとも
「固定0.01ロットのバックテスト」と
「資金量によってロットが変わる運用」
をそのまま横に並べて、
「DDが15%から27%へ悪化した」
と結論づけることはできません。
ロット条件が違えば、
損益の振れ方も、
最大ドローダウンも変わります。
まして、
その差だけを根拠に
「リアル相場ではバックテスト以上に含み損が深くなった」
と原因まで決めるのは、
一歩飛躍しています。
もちろん、
これはフォワードDDを軽視してよいという意味ではありません。
現在のGogoJungle上でも、
昇金竜EAの最大ドローダウンは20%を超えています。
ゴールド買い特化のナンピンEAとして、
私はこの数字は普通に警戒します。
ただ、
「危険だから警戒する」ことと、
条件の違う数字を比較して
「バックテストが崩れた」と判断することは別です。
バックテストとフォワードを比較するなら、
ロット設定、
単利・複利、
資金量、
運用期間、
最大保有ポジション数など、
条件まで揃えて見る必要があります。
「DDが4倍・推奨証拠金466万円」――その数字、本当にそのまま読んでいい?
昇金竜EAについて調べていると、
かなり強い数字を使ってリスクを指摘している検証記事もあります。
例えば、
初回計測時と現在を比較して、
- 最大ドローダウン:約42万円 → 約175万円
- 最大保有ポジション:20 → 33
- 推奨証拠金:約120万円 → 約466万円
- DD率:20.12% → 23.72%
という変化です。
数字自体は、
GogoJungleの公開フォワードから確認できます。
なので、
「そんな数字は間違っている」
と言うつもりはありません。
むしろ、
最大保有が20から33へ増え、
DD率も20.12%から23.72%へ悪化している以上、
リスク側の変化は普通に警戒した方がいいです。
ただ、
「最大DDの金額が4.1倍になった」
という事実から、
「昇金竜EAの危険度も4.1倍になった」
と読むなら、
私は少し待った方がいいと思います。
なぜなら、
昇金竜EAには、
資金量に応じてロットが変わるオートロット(複利)機能
があり、
開発者の公開運用でもこの仕組みが使われているからです。
実際、
開発者が公開しているRealTrade口座も、
約100万円からスタートした複利運用として公開されており、
資金増加に合わせてロットが大きくなる仕組みです。
そのため、
フォワードのDD額が大きくなった背景には、
口座成長に伴うロット拡大の影響が含まれている可能性
も考える必要があります。
開発者の説明では、
昇金竜EAのオートロットは、
有効証拠金100万円あたり0.01ロット
を基準に自動調整されます。
つまり、
口座資金が増えれば、
取引ロットも大きくなります。
実際、
開発者自身も、
複利で育った口座では、
同じEAでも利益額・含み損額ともに大きく見えると説明しています。
これは当然です。
0.01ロットで抱える含み損と、
0.03ロットで抱える含み損が、
同じ金額になるわけがありません。
だから、
DD額が約42万円から約175万円へ増えた理由を、
すべて「EAそのもののリスク悪化」で説明することはできません。
複利によって口座が成長し、
ロットそのものが大きくなった影響も含まれます。
ただし、
ここで逆に、
「じゃあ4倍になったDDは気にしなくていい」
と言うのも違います。
DD率は20.12%から23.72%へ上がっていますし、
最大保有ポジションも20から33へ増えています。
つまり、
円額だけを見れば4.1倍。
比率で見ても悪化。
最大保有数も増加。
これが実態です。
危険ではない。
そんなことは言えません。
でも、
「4倍」という数字だけを見て、
危険度まで4倍になったように受け取るのも違う。
資金量、
ロット、
DD率、
最大保有ポジション数。
ここまで一緒に見ないと、
フォワードの変化は正しく読めません。
そもそも「1トレード」の数え方も注意が必要
もうひとつ、
昇金竜EAでは、
平均利益・平均損失や取引回数を見る時にも注意が必要です。
昇金竜EAは、
1ポジションずつ独立して利確・損切りするEAではありません。
下落時に複数の買いポジションを持ち、
平均取得価格を下げながら、
保有ポジション全体の合計損益で一括決済する、
いわゆるバスケット決済型
です。
例えば、
- 1本目:-5,000円
- 2本目:-2,000円
- 3本目:+10,000円
で3本まとめて決済した場合、
個別に見れば、
負けポジションが2本、
勝ちポジションが1本です。
でも、
昇金竜EAのロジックとして見れば、
3本まとめて+3,000円で終わった、
ひとつのナンピン系列
です。
ここで、
個別ポジションだけを並べて、
「平均損失の方が大きい」
「勝率は何%」
と見ること自体はできます。
ただ、
その数字だけで、
昇金竜EA全体の損益構造まで説明できるかというと、
私は少し違うと思います。
……その3本、
本当に別々の勝負として数えていいのでしょうか。
昇金竜EAから見れば、
同じ下落局面の中で、
同じロジックによって積み上げられた、
ひとつのポジション群です。
同じことは、
「2,853取引」という数字にも言えます。
ナンピンで10ポジション積めば、
取引件数は10件増えます。
でも、
10ポジション持ったからといって、
10回の違う相場を経験したわけではありません。
同じ急落、
同じナンピン系列、
同じ反発待ち。
取引数が多いことは判断材料になります。
ただ、
ナンピンEAの場合は、
取引件数そのものより、
何回のナンピン系列を経験し、
最大で何ポジションまで積み、
どの程度の含み損から回復したのか
も一緒に見た方が実態に近いです。
「推奨証拠金466万円」=466万円ないと使えない、ではない
そして、
もうひとつ気になるのが、
GogoJungleに表示されている「推奨証拠金466万円」
の扱いです。
この数字も、
実際にGogoJungle上へ表示されています。
だから、
無視していい数字ではありません。
ただし、
これは開発者が、
「466万円ない人は昇金竜EAを使えません」
と言っているわけではありません。
開発者自身が説明している運用基準は、
現在、
推奨100万円以上
です。
また、
固定0.01ロットで運用することも可能とされています。
一方、
GogoJungle上の推奨証拠金は、
フォワードで発生した最大ドローダウンなどをもとに、
安全余裕を含めて算出される指標です。
GogoJungleの説明では、
推奨証拠金は基本的に、
最大ポジション数を保有するための必要証拠金 + 最大ドローダウン×2
という考え方で算出されます。
つまり、
最大ドローダウン相当額を2倍見込み、
そこに最大ポジションを保有するための必要証拠金を加えた、
安全余裕を含む目安
として表示されます。
GogoJungleが表示する「推奨証拠金」と、
開発者が想定する「運用開始資金」は同じ意味ではありません。
なので、
466万円という数字を見て、
「これだけないと運用できない」
あるいは
「466万円を下回れば口座を守れない」
とまで断定するのは、
推奨証拠金の意味を少し取り違えています。
もちろん、
100万円あれば安全。
そんな意味でもありません。
ナンピン型である以上、
資金に余裕があるほど耐久力は上がります。
そして、
フォワードで最大DD175万円、
最大33ポジまで積み上がった事実は、
かなり重く見た方がいいです。
ただ、
大きな数字を並べるだけでは、
リスクを正確に説明したことにはなりません。
大事なのは、
そのDDが、
どれくらいの資金で、
どれくらいのロットで、
何ポジション積んだ時に発生したのか。
そして、
その数字が
「実際に必要な資金」なのか、
「安全余裕を持たせた参考値」なのか。
そこまで分けて見ることだと思います。
フォワード実績を見る時の注意点
昇金竜EAでは、リアル稼働やフォワードテストの情報も確認できます。
バックテストだけでなく、実際の相場で動いている様子を見られる点は、判断材料として重要です。
ただし、フォワード実績を見る時も、利益額だけに注目しない方が良いです。
特に確認したいのは、以下です。
- 運用期間は十分か
- 含み損をどれくらい抱えているか
- 何ロットで運用されているか
- 資金に対してロットが大きすぎないか
- 急落時にどう動いたか
- 指標前後で停止しているか
- 連敗時やドローダウン時の動き
フォワード実績が良いことはプラス材料です。
ただし、運用期間が短い場合や、相場環境に恵まれているだけの場合もあります。
特にナンピン型EAでは、利益が積み上がっている時よりも、
含み損を抱えた時の動きが重要です。
リアルトレード公開とYouTubeライブ配信で確認できる点
昇金竜EAで評価できる点のひとつは、
バックテストだけでなく、リアルトレード成績やYouTubeライブ配信も公開されている点です。
EAは、販売ページのバックテストだけでは分からない部分があります。
バックテストでは綺麗な右肩上がりに見えても、
リアル運用ではスプレッド、スリッページ、約定方式、ブローカー差、VPS環境などによって、
結果がズレることがあります。
開発者の記事でも、EAを見る時は、
バックテストとリアル運用がどれくらい一致しているかを確認する重要性が説明されています。
具体的には、
- 勝率
- プロフィットファクター
- 月次リターン分布
- 最大ドローダウン
このような指標を見て、バックテストとリアル運用のズレが許容範囲に収まっているかを確認する、という考え方です。
この視点はかなり重要だと思います。
特に昇金竜EAは、ゴールド買い特化・ナンピン型のEAです。
そのため、購入前に確認したいのは、利益が出ている場面だけではありません。
- どのタイミングで買いポジションを持つのか
- ナンピンがどのように入るのか
- 含み損をどれくらい抱えるのか
- 決済までどれくらい時間がかかるのか
- 重要指標前後にどう対応しているのか
- バックテストとリアル運用の勝率やPFに大きなズレがないか
販売ページの数字だけでなく、
リアルトレード成績やYouTubeライブ配信を見ることで、
昇金竜EAの実際の動きやクセを確認しやすくなります。
特に、YouTubeライブ配信では、
リアルタイムに近い形でEAの稼働状況を確認できるため、
購入を検討する側にとって判断材料になります。
ただし、リアルトレード成績やライブ配信を公開しているからといって、
将来も同じように利益が出続けるとは限りません。
ライブ配信を見る場合も、利益が出ている場面だけでなく、
含み損を抱えた時の動き、ナンピンの入り方、ドローダウン、
重要指標前後の停止判断まで確認した方が良いです。
開発者による解説記事はこちらです。
また、開発者自身のリアルトレード成績は、以下のページでも確認できます。
実際の利用者によるリアル口座も公開されている

開発者本人の口座だけでなく、
昇金竜EAを利用しているユーザーのリアルトレード成績もRealTrade上で確認できます。
確認時点では、
2026年7月20日から9月4日までに255回の取引があり、
収益率は4.18%、
勝率74.90%、
プロフィットファクターは1.65となっています。
損益曲線も、
少なくともこの期間については比較的なだらかに右肩上がりで推移しています。
これは開発者自身の運用実績ではなく、
実際の利用者によるリアル口座として確認できる点では参考になります。
ただし、
一人の利用者の成績だけで昇金竜EAの再現性が証明されるわけではありません。
ロット設定、資金量、EAを停止するタイミング、利用環境などによって結果は変わります。
今後この口座がドローダウン局面でどう推移するのかも含めて、
継続して見る必要があります。
リアルトレード成績やYouTubeライブ配信を公開している点は、透明性という意味ではプラス材料です。
ただし、公開されている実績があるから安全というわけではありません。
利益だけでなく、含み損、ナンピンの入り方、ドローダウン、バックテストとのズレまで確認することが大切です。
複利機能とロット設定の注意点
昇金竜EAには、資金量に応じてロットを自動調整する、
複利機能があると説明されています。(オートロット)
資金が増えるほどロットが大きくなれば、利益の伸びも加速しやすくなります。
これは魅力的に見える部分です。
ただし、ロットが増えるということは、逆行した時の含み損やドローダウンも大きくなりやすいということです。
特にゴールドは値動きが大きいため、複利機能を使う場合は慎重に考える必要があります。
販売ページでは、固定ロットで運用することも可能とされています。
個人的には、最初から複利で攻めるよりも、
まずは固定ロットで挙動を確認する方が現実的だと思います。
利益をすべて複利運用に回す必要はない
複利運用では、
利益が増えるほどロットも大きくなり、
利益の伸びが加速しやすくなります。
一方で、
口座内に利益を残し続けると、
その資金も次の急落時にリスクへさらされます。
特に昇金竜EAは、
ゴールド買い特化のナンピン型です。
相場が想定以上に下落した場合は、
元本だけでなく、
それまで積み上げてきた利益も含み損やロスカットに巻き込まれる可能性があります。
販売者の解説記事では、
自身が採用している運用例として、
月末ごとに利益の50〜70%を出金し、
残りを複利運用へ回す方針が紹介されています。
これは、
利益をすべて口座内に残すのではなく、
- 一部を出金して確保する
- 残した利益で複利運用を続ける
- 口座内の資金が増えすぎるのを抑える
という考え方です。
出金した資金は、
少なくともその後のEA運用による、
運用口座内の損失から切り離せます。
その意味では、
定期的な出金は利益確定というだけでなく、
運用資金から利益を切り離すリスク管理
とも考えられます。
ただし、
利益の50〜70%という割合は、
販売者が採用している一例です。
すべての利用者にとって、
同じ割合が最適とは限りません。
口座資金、ロット設定、目標利益、
許容できるドローダウンによって、
出金する割合は変わります。
大切なのは、
利益が増えたから全額を複利に回すのではなく、
どこまでを運用資金として残し、
どこからを確定利益として出金するのかを先に決めること
だと思います。
複利運用では「増やすこと」と「利益を守ること」を分けて考える
オートロットを使っている場合、
口座残高が増えるほどロットも上がり、
損益の変動が大きくなる可能性があります。
一定額または一定割合を定期的に出金することも、
ナンピン型EAを長く運用するための選択肢のひとつです。
重要指標前後は停止推奨という点をどう見るか
昇金竜EAの販売ページでは、米国雇用統計、CPI、FOMCなどの重要指標前後は、EAを停止することが強く推奨されています。
これはかなり重要なポイントです。
ゴールドは、重要指標や金融政策発表の前後に急変動しやすい銘柄です。
そのため、指標前後に停止を推奨している点は、現実的な説明だと思います。
ただし、裏を返せば、昇金竜EAは完全放置で何も考えなくてよいEAではないとも言えます。
いつ止めるのか。
いつ再開するのか。
どの指標を警戒するのか。
この判断は、最終的に運用者側に残ります。
EAは自動で売買してくれますが、運用判断まで完全に消えるわけではありません。
重要指標前後に停止が必要なEAは、完全放置型というより、
相場状況に応じてオン・オフを判断する運用型EAとして見る方が自然です。
昇金竜EAの関連教材「完全解説書」について
昇金竜EAには、EA本体とは別に、
「昇金竜 完全解説書 ― 設計思想から全ソースコードまで」という関連教材も用意されています。
この完全解説書は、昇金竜EAの使い方だけを説明するものではなく、
設計思想、エントリーロジック、ATR動的ナンピン、決済、資金管理、複利、全パラメータ、バックテスト、再最適化、全ソースコードまで公開する内容とされています。
つまり、単に昇金竜EAを使いたい人向けというより、
EAの中身を深く理解したい方、自分でEAを作りたい方、ロジックを改造・再最適化したい上級者向けの商品だと思います。
そのため、昇金竜EAを普通に運用したいだけの方が、いきなり完全解説書まで購入する必要があるかは慎重に考えた方が良いです。
公開されている説明では、
昇金竜EAは損切りを置かない買い特化ナンピン型であり、
相場急変や一方向に動き続ける相場では含み損が膨らみ、
将来にわたって破綻しない保証はないと説明されています。
このようなリスク説明がある点は重要です。
むしろ、完全解説書の説明を見ると、昇金竜EAはロジックの中身やリスクを理解した上で扱うべきEAだと分かります。
完全解説書は、一般的な運用者向けの追加マニュアルというより、開発者・上級者向けの関連商品として見るのが自然です。
昇金竜EAの完全解説書については、以下のページで確認できます。
昇金竜EAが向いている人
昇金竜EAが向いている可能性があるのは、以下のような人です。
- ゴールドEAに興味がある人
- MT5でEAを運用できる人
- ナンピン型EAのリスクを理解している人
- 100万円以上の余裕資金で運用を検討できる人
- 重要指標前後にEAを停止する判断ができる人
- お試し版や固定ロットで慎重に挙動を確認できる人
- フォワード実績やドローダウンを確認できる人
昇金竜EAは、完全放置で楽に稼ぎたい人向けというより、
ゴールドEAのリスクを理解した上で、運用管理できる人向けだと思います。
特に、ナンピン、複利、ゴールド急変動のリスクを理解できるかどうかが重要です。
昇金竜EAが向いていない人
逆に、昇金竜EAが向いていない可能性があるのは、以下のような人です。
- EAを完全放置で使いたい人
- ナンピンの仕組みを理解していない人
- ゴールドの値動きに慣れていない人
- 少額資金で大きく増やしたい人
- 重要指標前後の停止判断をしたくない人
- 含み損を見るとすぐに不安になる人
- 勝率84%という数字だけで判断してしまう人
昇金竜EAは、販売ページ上の数字だけを見ると魅力的に見えます。
しかし、実際にはゴールド買い特化ナンピン型です。
そのため、リスクを理解せずに使うと、想定外の含み損やドローダウンに耐えられない可能性があります。
昇金竜EAを買う前に確認したいこと
昇金竜EAを買う前には、最低限以下を確認した方が良いです。
- MT5専用であることを理解しているか
- XAU/USD専用EAであることを理解しているか
- 買い特化であることを理解しているか
- ナンピン型EAであることを理解しているか
- 複利機能を使うか、固定ロットで使うか
- 運用資金とロットに十分な余裕があるか
- 重要指標前後に停止できるか
- VPSを使う予定があるか
- フォワード実績を確認したか
- 最大ドローダウンだけでなく含み損も確認したか
- 完全解説書は本当に必要か
いきなり製品版を買わず、無料のお試し版で確認できる
そして現在は、
昇金竜EAを一定期間試せる無料のお試し版も用意されています。
販売ページの説明では、
ロジック、パラメータ、経済指標フィルターは製品版と同じで、
違うのは利用できる期間が限定されている点です。
……だったら、
いきなり製品版を買わなくていいです。
まず試せばいい。
昇金竜EAは、
ゴールド買い特化のナンピンEAです。
勝率84%やバックテストだけを見て判断するより、
実際に自分の環境で動かして、
- 正常に稼働するか
- どのタイミングで最初の買いが入るか
- ナンピンがどのように追加されるか
- スプレッドや約定環境に問題がないか
- 経済指標フィルターがどう動くか
- 含み損を抱えた時に自分がどう感じるか
を確認した方が早いです。
バックテストを見る。
フォワードを見る。
そして自分でも試せるなら、試す。
ここまで確認してから製品版を検討しても、
遅くありません。
ただし、7日間勝ったから安全とは限らない
ここは勘違いしない方が良いです。
ナンピンEAの怖さは、
普段ではなく、
相場が一方向へ大きく走った時に出ます。
短期間のお試しで確認できるのは、
主にEAの動きや口座環境との相性です。
長期的なドローダウンや破綻リスクまで、
短期間で確認できるわけではありません。
特に大事なのは、
勝率や利益額だけで判断しないことです。
昇金竜EAは、
特徴が明確なぶん、
確認すべきポイントも分かりやすいEAです。
ゴールド買い特化、
ナンピン、
複利、
指標停止。
その仕組みを理解し、
フォワードを見て、
無料版で実際の動きも確認した上で、
自分に合うか判断するのが一番現実的だと思います。
なお、
昇金竜EAに限らず、
GogoJungleでEAを選ぶ時に共通して確認したいポイントもあります。
フォワード実績、最大ドローダウン、
ナンピン・マーチンの有無、推奨証拠金など、
EA選び全体については以下の記事で整理しています。
GogoJungleでFX商材を探していると、 EA、つまり自動売買ツールが気になる方も多いと思います。 裁量トレードやサインツールと違い、EAは設定して稼働させれば、 一定のルールに従って自動で売買してくれるのが特徴で …
昇金竜EAに関するFAQ
昇金竜EAは本当に勝てますか?
販売ページでは、勝率84%や11年バックテストなどの実績が紹介されています。
ただし、過去の実績は将来の利益を保証するものではありません。
特に昇金竜EAはゴールド買い特化ナンピン型なので、相場が大きく下落し続けた場合のリスクも確認する必要があります。
昇金竜EAは完全放置できますか?
完全放置はおすすめしません。
販売ページでも、米国雇用統計、CPI、FOMCなどの重要指標前後は停止が推奨されています。
そのため、昇金竜EAは完全放置型というより、必要に応じて停止・再開を判断する運用型EAとして見る方が自然です。
昇金竜EAはナンピンEAですか?
販売ページでは、ATR動的ナンピンを使うEAとして説明されています。
ATRで相場のボラティリティを見ながらナンピン間隔を調整する設計とされています。
ただし、動的ナンピンであっても、ナンピンである以上、相場が一方向に進んだ時の含み損リスクはあります。
勝率84%なら安全ですか?
勝率84%という数字は魅力的ですが、それだけで安全とは判断できません。
EAでは、勝率だけでなく、最大ドローダウン、含み損、ロット設定、損切りの有無、ナンピンの仕組みを見る必要があります。
特にナンピン型EAは、相場が戻る間は高勝率に見えやすい点に注意が必要です。
昇金竜EAは無料で試せますか?
はい。
現在は一定期間利用できる無料のお試し版が用意されています。
販売ページの説明では、
ロジック、パラメータ、経済指標フィルターは製品版と同じとされています。
いきなり製品版を購入するのが不安な場合は、
まず自分のMT5環境で動作やナンピンの入り方を確認してから判断する方法があります。
ただし、
短期間で利益が出たからといって、
長期的な安全性が確認できたわけではありません。
ナンピンEAは大きな逆行局面でリスクが表面化しやすいため、
お試し版は主に動作や口座環境との相性を見るものとして使う方が良いです。
昇金竜EAの完全解説書は買うべきですか?
普通にEAを運用したいだけなら、いきなり完全解説書まで必要かは慎重に考えた方が良いです。
完全解説書は、設計思想や全ソースコードまで公開する開発者・上級者向けの商品です。
価格も非常に高額なので、EAの中身を深く理解したい方、自分でEA開発や改造をしたい方が検討する商品だと思います。
XMで昇金竜EAは使えますか?
昇金竜EAはMT5専用EAです。
XMで使う場合は、MT5口座での運用が前提になります。
ただし、EAの対応条件や推奨環境は変更される可能性があるため、購入前に必ず販売ページで確認してください。
まとめ:昇金竜EAは魅力もあるが、ゴールド買い特化ナンピンのリスク確認が必要
昇金竜EAは、GogoJungleで販売されているゴールド買い特化のMT5専用EAです。
販売ページでは、勝率84%、11年バックテスト、RSI2、ATR動的ナンピン、複利機能などが強く訴求されています。
また、リアル稼働の公開や無料コミュニティ、開発者による解説、完全解説書なども用意されており、情報量の多いEAだと思います。
ただし、昇金竜EAは何も考えずに完全放置できる安全なEAとして見るべきではありません。
特に注意したいのは、以下です。
- ゴールド買い特化であること
- ATR動的ナンピンを使うこと
- 複利機能でロットが増える可能性があること
- 重要指標前後は停止が推奨されていること
- 損切りなしナンピン型としてのリスクがあること
勝率84%やバックテスト結果は参考になります。
しかし、それだけで購入を判断するのではなく、
最大ドローダウン、含み損、推奨証拠金、ロット設定、停止ルールまで確認した方が良いです。
昇金竜EAは、ゴールドEAのリスクを理解し、資金管理と停止判断をしながら運用できる人向けの商品だと思います。
逆に、完全放置で楽に増やしたい人や、ナンピンのリスクを理解していない人は、慎重に考えた方が良いです。
なお、昇金竜EAに限らず、GogoJungleのEAを選ぶ時は、
フォワード実績、最大ドローダウン、ナンピン・マーチンの有無、推奨証拠金などを確認することが大切です。
私自身は、
昇金竜EAを悪いEAだとは思っていません。
むしろ、
ロジックの考え方が明確で、
バックテストやリアル稼働の情報も比較的確認しやすいEAです。
ただし、
良いEAである可能性と、
誰がどのように使っても安全であることは別です。
ナンピンの仕組み、
ゴールド急落時の含み損、
ロット設定、
重要指標前後の停止ルールまで理解できる人であれば、
検討する価値はあると思います。
昇金竜EAの価格、販売状況、フォワード実績、レビュー内容は変わる可能性があります。
ここまで読んで、
ゴールド買い特化・ナンピン・複利・重要指標前後の停止という特徴を理解したうえで、
自分の運用スタイルに合いそうだと感じた方は、
GogoJungleの販売ページで最新情報を確認してみてください。






