
エントリーする前は、
きれいな上昇トレンドに見えていた。
安値も切り上がっている。
流れも上。
よし。
買う。
すると、
少し下がる。
まあ、
これくらいは押し目でしょう。
もう少し下がる。
あれ。
さらに下がる。
やっぱり、
私が買ったところが天井だったのか。
もしかすると私には、
相場を反転させる特殊能力があるのかもしれない。
私が買えば下がる。
私が売れば上がる。
世界中の中央銀行が、
私の注文を待っている。
壮大です。
もちろん、
そんな能力はありません。
あれば、
自分が買う前に売れば億万長者です。
問題は、
自分が買ったことで相場が変わったのではなく、
買った瞬間からチャートの見え方が変わったことです。
買う前は、
ただの押し目に見えていた下落。
ところがポジションを持った後は、
暴落の始まりに見える。
さっきまで味方だったチャートが、
急に敵へ回ったように感じます。
しかし、
チャートは寝返っていません。
最初から、
上にも下にも動いていただけです。
この記事で分かること
- 自分が買うと下がるように感じる理由
- ポジションを持つとチャートの見え方が変わる心理
- 買った直後の逆行が珍しくない理由
- 損切りした後に戻るように感じる原因
- エントリー位置と方向を分けて考える方法
- 「自分だけ逆へ行く」状態から抜けるための対策
FXはなぜ自分が買うと下がるのか
先に結論から言います。
自分が買ったから、
相場が下がったわけではありません。
自分が売ったから、
上がったわけでもない。
相場は、
こちらの注文とは関係なく動いています。
それなのに、
なぜ毎回のように逆へ行くと感じるのか。
理由は一つではありません。
- ポジションを持った後に値動きの見え方が変わる
- 少し動いた後を追いかけている
- 通常の押し戻しを失敗だと判断している
- 損切り位置が近すぎる
- ロットが大きく、わずかな逆行にも耐えられない
- 逆へ行ったトレードだけが強く記憶に残る
これらが重なると、
「自分がエントリーすると相場が反転する」
という感覚が出来上がります。
しかし、
相場を反転させているのは自分ではありません。
自分の注文を境目にして、
チャートの見方と感情が反転しているのです。
ポジションを持った瞬間、チャートが敵に見える
エントリーする前は、
チャートを比較的冷静に見られます。
少し下がっても、
押し目かもしれない。
一度戻してから上がるかもしれない。
まだ流れは崩れていない。
そう考えられます。
ところが、
買いポジションを持った瞬間。
同じ下落が、
急に違って見えます。
押し目ではない。
反転だ。
トレンド終了だ。
このまま大暴落するかもしれない。
ほんの数分前まで、
上昇トレンドと言っていたのに。
ポジションを持った途端、
世界の終わりです。
チャートは同じ。
ローソク足も同じ。
変わったのは、
自分の口座に損益が表示されたことです。
含み損が出ると、値動きを分析するより先に、
金額を見てしまいます。
マイナス500円。
マイナス1,000円。
マイナス3,000円。
ローソク足ではなく、
赤い数字が主役になる。
するとチャートは、
分析する対象ではなくなります。
自分のお金を奪いに来る、
敵のように見えてくる。
しかし、
チャートには悪意がありません。
こちらを苦しめようとも、
損切りさせようとも考えていない。
ただ、買いたい人と売りたい人の注文によって、
動いているだけ。
ポジションを持った後は、相場を見ているつもりでも、実際には自分の損益を見ていることがあります。
買う前の下落は押し目、買った後の下落は暴落に見える
不思議なものです。
ポジションを持つ前に価格が下がると、
もう少し安く買える。
押し目を待とう。
良いところまで下がってきた。
と思います。
しかし、
実際に買った後で同じ幅だけ下がると、
失敗した。
天井をつかんだ。
早く逃げないと危ない。
となります。
買う前は、
下落をチャンスとして見ていた。
買った後は、
下落を脅威として見る。
価格は同じように上下しているだけなのに、
自分の立場によって意味づけが変わります。
恋愛でいうと、
付き合う前は少し連絡が遅くても、
忙しいのかな。
くらいです。
付き合った後は、
なぜ既読がつかない。
誰といる。
まさか。
となる。
相手は、
ただ風呂へ入っているだけかもしれません。
チャートも同じです。
ただ普通に押し戻しているだけなのに、
こちらが意味を付けすぎる。
ポジションを持った後ほど、
目の前の一本だけで判断しないことが重要です。
上昇トレンドでも、買った直後に下がることはある
上昇トレンドだから買った。
それなら、
買った直後から上がってほしい。
気持ちは分かります。
できれば、一度も含み損にならず、
そのまま利益確定まで一直線。
理想的です。
しかし実際の相場は、
そんなに親切ではありません。
上昇トレンドでも、
価格は上がったり下がったりします。
買われる。
利益確定が入る。
少し下がる。
再び買われる。
また上がる。
この繰り返しです。
一直線に上がっているように見えるチャートでも、
短い時間足へ切り替えれば、細かく上下しています。
つまり、最終的な方向が合っていても、
エントリー直後は逆行することがあります。
買った直後に下がった。
だから予測が間違い。
とは限りません。
相場の方向と、
エントリー直後の数pipsは別問題です。
エントリー直後に含み益になったから正解。
含み損になったから間違い。
この判断では、
少し早すぎます。
方向は合っていても、エントリー位置が悪いことがある
ただし、
どうせ普通の押し目だから。
と、すべての逆行を正当化するのも危険です。
方向は合っていても、
入る場所が悪いことはあります。
たとえば、
上昇トレンドを確認した後。
大きな陽線が出る。
勢いがある。
乗り遅れたくない。
買う。
しかし、
すでにかなり上がった場所です。
上昇を見てから買うため、
自分のエントリーが遅くなる。
すると、
買った直後に一度戻されます。
自分が買ったから下がったのではありません。
下がりにくい場所ではなく、
下がりやすい場所で買っていた可能性があります。
特に注意したいのは、
次のような場面です。
- 大きな陽線が出た直後
- 短時間ですでに大きく上昇している
- 上位足の高値や抵抗帯が近い
- 損切り位置までの距離が遠い
- 上がっているのを見て、急に買いたくなった
上がると思ったから買ったのではなく、
上がっているのを見たから、
買いたくなった。
似ていますが、
かなり違います。
前者には、
事前の根拠があります。
後者には、
焦りがあります。
値動きが伸びた後ほど、
次の一本も伸びそうに見える。
しかし、こちらが乗り込んだ時には、
もう祭りの終盤かもしれません。
太鼓は鳴っている。
人も多い。
盛り上がっている。
だから、
今から始まるように見える。
でも実際には、
そろそろ片づけの時間。
こちらは入場。
相場は撤収。
タイミングが合っていません。
売ると上がるのも、同じ仕組み
売る時も同じです。
価格が下がっている。
陰線が続く。
もっと下がりそう。
怖い。
売る。
すると上がる。
また底で売った。
私が売ったところから上昇。
才能。
逆方向の。
しかし、
これも自分が相場を反転させたわけではありません。
下落を見てから売るため、
すでに価格が大きく下がった場所で入っていることがあります。
先に売っていた人は、
利益確定のために買い戻します。
下がれば下がるほど、新しく売りたい人だけでなく、
買い戻したい人も増えます。
そのため、強い下落の途中でも、
一時的に上へ戻すことがあります。
問題は、
売る方向が必ず間違っていることではありません。
下落を確認しすぎて、
売る位置が遅くなっていることです。
確実になるまで待ちたい。
もっと下がる証拠がほしい。
そうして何本も陰線を確認しているうちに、
値動きはかなり進んでしまいます。
もう下がる。
これは間違いない。
ようやく売る。
すると、
相場は折り返す。
こちらがスタートラインへ立った時、
先頭ランナーはゴール後の水を飲んでいます。
損切りした後に戻るのはなぜか
買う。
下がる。
耐える。
もう無理。
損切り。
すると、
そこから上がる。
この瞬間、
かなり腹が立ちます。
あと少し耐えていれば助かった。
自分の損切りだけを狙われた。
そう感じるでしょう。
ただ、損切り後に戻る理由も一つではありません。
- 損切り位置が通常の値動きに近すぎた
- 多くの人が同じ場所へ損切りを置いていた
- 一時的な押し戻しに巻き込まれた
- そもそもエントリー位置が悪かった
- 損切りした後の反転だけが強く記憶に残った
たとえば、
直近安値のすぐ下へ損切りを置いたとします。
分かりやすい場所です。
自分に分かりやすいということは、
ほかの参加者にも分かりやすい。
同じ場所に注文が集まることがあります。
その価格帯まで一度下がり、
損切り注文を巻き込んだ後、
再び上がることもあります。
ただし、
毎回それを「ストップ狩り」と決めつけるのは早いです。
自分の損切りが近すぎなかったか。
直近の値動きに対して、
十分な余白があったか。
重要指標の前後ではなかったか。
早朝など、
スプレッドが広がりやすい時間ではなかったか。
先に確認することがあります。
方向は合っていた。
ただ、
損切りを置く場所が近すぎた。
そういうトレードもあります。
損切り幅を広げればよいわけではない
損切りした後に戻る。
では、
損切りをもっと遠くへ置けばよい。
そう考えたくなります。
しかし、
単純に損切り幅を広げるだけでは危険です。
損切り幅が2倍になれば、
同じロットでは損失額も大きくなります。
そこで必要なのは、
損切り幅を広げるなら、
ロットを下げること。
です。
損切り位置は、
耐えられる金額だけで決めるものではありません。
相場の前提が崩れる場所を考えます。
その場所までの距離に合わせて、
ロットを調整する。
順番は、
損切り位置。
損切り幅。
許容できる損失額。
最後にロット。
です。
先にロットを決めて、
損失額に収まるよう損切りだけを近づける。
これは、体型はそのままなのに、
服だけ無理やりSサイズへ変えるようなものです。
一応、着られるかもしれない。
息を止めれば。
しかし、少し動いた瞬間、
ボタンが飛びます。
損切りも同じです。
相場の値動きは小さくなっていないのに、
許容する幅だけを狭くすれば、
普通の揺れですぐ切られます。
ロットが大きいほど、少しの逆行が大事件になる
自分が買うと下がる。
そう感じる原因として、
ロットはかなり重要です。
小さなロットなら、
5pips逆行しても、
まあ、
これくらいはある。
と見られます。
しかし、
ロットが大きいと違います。
1pipsで気になる。
3pipsで不安になる。
5pipsでチャートへ顔が近づく。
10pipsで、
モニターと鼻が触れそうになる。
近い。
物理的にも。
ロットが大きいと、
相場の値動きではなく、
損失額へ反応するようになります。
すると、
本来なら許容すべき普通の押し戻しにも耐えられません。
少し下がる。
怖くなる。
損切りする。
その後、
予定していた方向へ動く。
また、
自分が切った後に上がった。
この繰り返しです。
手法が悪いのではなく、
その手法を冷静に使えないロットだった可能性があります。
ロットを上げた途端にトレードが崩れる理由は、
以下の記事でも詳しく解説しています。
FXでロットを上げると負ける理由|少額では勝てるのに崩れる心理
「毎回逆へ行く」は、本当に毎回なのか
ここで一度、
確認してほしいことがあります。
本当に、
毎回逆へ行っていますか?
買った直後に素直に上がったトレードも、
あったのではないでしょうか。
ただ、
そのトレードは予定通りです。
予定通りなので、
あまり印象に残りません。
買った。
上がった。
利益確定した。
よし。
終わり。
一方、
買った直後に下がったトレードは違います。
悔しい。
怖い。
腹が立つ。
損切りしたら戻った。
もう忘れられません。
心のアルバムへ、
高画質で永久保存されます。
人間は普通に終わった出来事より、
感情が強く動いた出来事を覚えます。
そのため、
何度か逆行が続いただけでも、
私はいつも天井で買う。
私が売ると必ず上がる。
という物語が出来上がります。
体感だけではなく、
取引履歴を見てください。
エントリー直後に逆行した回数。
逆行せず利益になった回数。
一度逆行した後、
最終的に利益になった回数。
損切りした後に、
本当に大きく戻った回数。
記録すると、
「毎回」ではなかったことに気づく場合があります。
記憶は、
かなり優秀です。
ただし、
編集も上手です。
都合の悪い場面だけ集めて、
一本のドキュメンタリーを作ります。
タイトル。
『私が買うと、世界は下がる』
主演。
自分。
監督。
含み損。
チャートを見続けるほど、逆行が大きく見える
エントリーした後、
ずっとチャートを見ていませんか。
一分足。
五分足。
ティックチャート。
損益表示。
また一分足。
見れば見るほど、
細かい上下動まで目に入ります。
長い時間足では、
小さな押し目。
短い時間足では、
立派な下落トレンド。
さらに短くすると、
暴落と反発を繰り返す戦場です。
時間足を細かくするほど、
自分に不利な値動きも増えて見えます。
もともと4時間足で判断して買ったのに、
エントリー後は1分足で不安になる。
新幹線で目的地へ向かっていたはずが、
途中から各駅停車へ乗り換えたようなものです。
止まる。
また止まる。
本当に進んでいるのか、
不安になる。
しかし、
目的地までの距離が急に伸びたわけではありません。
エントリー根拠に使った時間足と、
ポジション管理に使う時間足を大きく変えると、
判断も変わります。
チャートを何度も確認してしまう心理については、
以下の記事でも解説しています。
FXでチャートを何度も見てしまう理由|監視をやめられない心理と対処法
自分が買うと下がる悪循環から抜ける方法
では、
どうすればよいのか。
完璧なエントリーを目指すことではありません。
どこで入っても、
多少は逆行する可能性があります。
必要なのは、
逆行した時に判断を崩さない準備です。
エントリー前に損切り位置を決める
買った後に、どこで切ろうかと考えると、
含み損の金額に影響されます。
もう少し待とう。
ここまで来たら戻るかもしれない。
やっぱり怖い。
今すぐ切ろう。
判断が揺れます。
入る前に、
- どの前提が崩れたら損切りするのか
- 損切りまで何pipsあるのか
- その場合いくら失うのか
を決めてください。
買った直後に下がっても、
事前に決めた前提が崩れていなければ、
すぐ失敗と判断する必要はありません。
伸びたローソク足を追いかけない
大きく動いた後ほど、
入りたくなります。
しかし、勢いが見えた時には、
すでに遅いこともあります。
大きな陽線を見て買う。
大きな陰線を見て売る。
それが続くなら、
一度待ってください。
押しや戻りを待つ。
待てずに伸びたら、
今回は見送る。
取れなかった利益は、
損失ではありません。
悔しいですが、
口座残高は減っていない。
方向とエントリー位置を分けて記録する
トレードが負けた時、
予測が外れた。
で終わらせないでください。
次のように分けます。
- 方向の予測は合っていたか
- エントリー位置は早すぎたか、遅すぎたか
- 損切り位置は近すぎなかったか
- ロットが大きすぎなかったか
- エントリー後にルールを変えなかったか
方向は合っていた。
ただし、
位置が悪かった。
方向も位置も悪かった。
位置は悪くなかったが、
ロットが大きくて耐えられなかった。
原因を分けると、
改善点が見えてきます。
ロットを下げる
結局、
ここへ戻ります。
ロット。
少し逆行しただけで、
チャートが敵に見える。
損益表示から目を離せない。
予定より早く損切りしてしまう。
その場合、
一回の値動きで動く金額が大きすぎる可能性があります。
小さなロットは、
利益も小さくなります。
地味です。
物足りません。
しかし、
冷静さを買えます。
冷静さは、
取引画面では売っていません。
ロットを下げて、
自分で用意するしかありません。
エントリー直後に正解を求めない
買った。
すぐ上がった。
正解。
買った。
少し下がった。
不正解。
この判断をやめます。
エントリー直後の値動きは、
結果ではありません。
まだ途中です。
映画が始まって3分で、
結末を決めるようなもの。
主人公が遅刻した。
この映画は失敗だ。
早い。
もう少し見ましょう。
ただし、
事前に決めた損切り条件へ達したら切る。
待つことと、
祈り続けることは別です。
自分が買うと下がると感じる時のよくある質問
FXでは本当に個人の注文が狙われるのですか?
個人の一つひとつの注文を見て、
相場全体が反対方向へ動いているとは考えにくいです。
ただし、多くの参加者が同じ価格帯へ損切り注文を置くことで、
その周辺で値動きが大きくなることはあります。
まずは業者や相場の操作と決めつけず、
エントリー位置、損切り位置、取引時間、ロットを分けて確認してください。
買った直後に下がったら、すぐ損切りすべきですか?
買った直後に下がったという理由だけで、
すぐ損切りする必要はありません。
事前に決めた前提が崩れたかどうかで判断します。
ただし、損切り条件へ達した後も、
戻ることを期待して持ち続けるのは別問題です。
損切りした後に上がるのは、損切り位置が悪いからですか?
損切り位置が近すぎる場合もありますが、
一度戻ったから損切りが間違いだったとは限りません。
その後さらに下落することもあります。
一回の結果ではなく、
同じルールを繰り返した時の損益で判断する必要があります。
押し目を待つと、そのまま上がってしまいます
待っている間に上がってしまうことはあります。
しかし、取れなかった利益は損失ではありません。
追いかけて高値をつかむことが多いなら、
見送るルールを持った方が結果的に損失を抑えやすくなります。
エントリー後はチャートを見ない方がよいですか?
取引スタイルによります。
ただし、長い時間足で入ったのに、
エントリー後だけ短い時間足を凝視すると、
細かな逆行に振り回されやすくなります。
確認する時間や条件を事前に決めておく方がよいでしょう。
何度やっても逆へ行く時はどうすればよいですか?
一度、新しい取引を止めて、
取引履歴を確認してください。
方向、位置、損切り、ロット、取引時間を分けて見ます。
体感だけで「毎回逆へ行く」と判断すると、
原因を見失いやすくなります。
まとめ:自分が買ったから下がるのではなく、買った後の見え方が変わる
自分が買うと下がる。
自分が売ると上がる。
何度か続けば、
相場に狙われているような気分になります。
しかし、
自分の注文が相場全体を反転させているわけではありません。
ポジションを持ったことで、
同じ値動きが違って見えている。
動いた後を追いかけている。
通常の押し戻しへ耐えられない。
損切り位置が近すぎる。
ロットが大きすぎる。
逆へ行った場面だけを強く覚えている。
こうした要素が重なっています。
買う前は押し目。
買った後は暴落。
相場は同じなのに、
意味だけが変わる。
チャートが敵になったのではありません。
ポジションを持ったことで、
こちらがチャートを敵として見始めたのです。
エントリー直後に逆行したからといって、
そのトレードが間違いとは限りません。
ただし、方向が合っていることと、
入る位置や損切りの置き方が正しいことも別です。
方向。
位置。
損切り。
ロット。
これらを一つずつ分けて確認してください。
自分には、
相場を反転させる特殊能力がある。
そう思いたくなる日もあります。
でも、
大丈夫です。
その能力は、
たぶんありません。
相場を動かせない代わりに、
自分のロットと行動は変えられます。
まずは、
そこからです。
追伸:
ここまで読んでも、
まだ少し納得できないかもしれません。
いや。
でも実際、
私が買うと下がる。
売れば上がる。
損切りすれば戻る。
これはもう、
偶然では済まされないのではないか。
相場の裏側で、
何か壮大な会議が開かれているのではないか。
議題。
「あなたが入った。そろそろ反転させるか」
もちろん、
そんな会議はありません。
参加者もゼロ。
会議室すらありません。
それでも、
何度も逆へ行けば疑いたくなります。
FXは最初から、
個人が負けるようにできているのではないか。
業者だけが得をする。
取引するほど削られる。
勝っても少し。
負ける時だけ大きい。
もはや、
無理ゲー。
ただ、FXが無理ゲーに見える理由は、
自分が買うと下がるからだけではありません。
取引コスト。
利益はすぐ確定したくなる心理。
損失だけは認めたくない心理。
負けた後に、
ロットと取引回数を増やしてしまう行動。
それらが重なると、
こちらが何もしなくても負ける仕組みに見えてきます。
でも実際には、相場が難易度を上げている部分と、
自分で難易度を上げている境界線があります。
少なくとも秘密会議への疑いは、
薄れると思います。





