FXはローソク足だけで勝てる?インジケーターなしで勝つために見るべきもの

FXのチャートって、
気づくと色々乗っています。

移動平均線。

RSI。

MACD。

ボリンジャーバンド。

フィボナッチ。

水平線。

そして、
さらに別のインジケーター。

……

気づけば、
チャートがクリスマスツリーみたいになる。

赤。

青。

黄色。

緑。

賑やかです。

問題は、

「で、何を見ればいいの?」

となること。

実際、
インジケーターを増やせば増やすほど、
判断できなくなる人はいます。

移動平均線は上。

RSIは買われすぎ。

MACDは上向き。

でも、
ボリンジャーバンドでは伸びすぎ。

水平線も近い。

さて。

買うのか。

売るのか。

何もしないのか。

……

分からない。

そこで出てくるのが、

「もうローソク足だけ見れば良くない?」

という考え方です。

実際、
インジケーターをほとんど使わず、
ローソク足を中心にトレードする人はいます。

私自身も、
ローソク足そのものを見ることはかなり重要だと思っています。

ただし。

「ローソク足だけを見る」ことと、
「ローソク足を見れば勝てる」ことは、
全く同じではありません。

ここを間違えると、
チャートを綺麗にしただけで終わります。

この記事では、

  • FXはローソク足だけで勝てるのか
  • ローソク足だけでトレードするメリット
  • ローソク足だけでは勝てない人の共通点
  • ローソク足で最低限見るべきもの
  • インジケーターなしでも本当に問題ないのか
  • 「ローソク足だけ」にも色々な考え方があること

この辺りを、
できるだけ難しくしないで整理します。

FXはローソク足だけで勝てる?

先に答えます。

ローソク足だけを中心にトレードして、
勝つことは可能だと思います。

ただし、

ローソク足だけ表示しておけば勝てる。

という意味ではありません。

ここは、
かなり大事です。

ローソク足は、
未来を教えてくれる水晶玉ではありません。

どちらかと言えば、

雪道に残った足跡

に近いです。

雪の上に足跡があれば、
誰かがそこを通ったことは分かります。

どちらから来たのか。

どのくらい歩いたのか。

途中で立ち止まったのか。

ある程度、
痕跡は読めます。

でも、

その人がこの先どこへ行くかまでは分かりません。

ローソク足も似ています。

それまでに、
買い方と売り方がどう戦ったのか。

どこまで買われたのか。

どこで押し戻されたのか。

どこを突破したのか。

そうした履歴は見えます。

でも、
未来が確定するわけではありません。

ローソク足は「答え」ではなく、
判断するための材料です。

ローソク足だけでトレードするメリット

では、
なぜローソク足だけを見る人がいるのか。

一番分かりやすいメリットは、

余計な情報を減らせること。

これです。

チャートに情報を足し続けると、
一見すると分析しているように見えます。

でも、
判断材料が多ければ多いほど、
必ずしも判断しやすくなるわけではありません。

むしろ、

  • このインジケーターは買い
  • 別のインジケーターは売り
  • 上位足では上昇
  • 短期足では下降
  • 水平線では反発しそう

となって、
頭の中で緊急会議が始まります。

そして、
会議しているうちに相場が行く。

FXあるあるです。

ローソク足を中心に見ると、
少なくとも

「値段が実際にどう動いたか」

に意識を戻しやすくなります。

つまり、
チャートの飾りではなく、
値動きそのものを見る。

ここは大きなメリットです。

インジケーターを消せば勝てるわけではない

ただし、
ここでよくある勘違いがあります。

RSIを消す。

MACDを消す。

移動平均線も消す。

全部消す。

チャートが綺麗になる。

……

だから勝てる。

とはなりません。

部屋を片付けたから、
急に仕事ができる人になるわけではないのと同じです。

机は綺麗になった。

でも、
何をするか決まっていない。

それでは、
結局何も進みません。

ローソク足だけでトレードするなら、
むしろ

「何を見るのか」を明確にする必要があります。

ローソク足だけで勝てない人に多い3つの勘違い

陽線なら買い、陰線なら売りではない

陽線が出た。

買い。

陰線が出た。

売り。

これだけなら、
FXはかなり簡単です。

残念ながら、
そんなことはありません。

大陽線が出た直後に、
急落することもあります。

大陰線が出た後に、
一気に買い戻されることもあります。

大事なのは、
ローソク足1本の色ではなく、

そのローソク足が、
どこで、どう出たのか。

です。

ローソク足の形を暗記すれば勝てるわけでもない

ピンバー。

包み足。

はらみ足。

十字線。

覚えること自体は悪くありません。

でも、
名前を覚えたから勝てるわけではありません。

野球の変化球の名前を全部覚えたから、
打てるようになるわけではないのと同じです。

結局は、

その形が相場のどこで出たのか。

ここまで見ないと意味がありません。

インジケーターは悪者ではない

ローソク足だけを推すと、

「じゃあインジケーターは全部いらないんですね」

となりがちです。

でも、
私はそうは思いません。

インジケーターは、

メガネみたいなもの

です。

メガネをかけたから、
頭が良くなるわけではありません。

でも、
見えにくかったものが
見えやすくなることはあります。

逆に、

メガネを10個重ねたら、
よく見えるのか。

たぶん見えません。

むしろ邪魔です。

インジケーターも同じです。

使うか、使わないかではなく、
何のために使っているのか。

こちらの方が重要です。

ローソク足で最低限見るべきもの

では、
ローソク足だけでトレードするなら、
何を見ればいいのか。

私は、
最低限この辺だと思っています。

  • 高値が切り上がっているか、切り下がっているか
  • 安値が切り上がっているか、切り下がっているか
  • ローソク足の実体がどちら側へ伸びているか
  • ヒゲがどこで強く出ているか
  • 前のローソク足と比べて位置関係がどう変わったか
  • 直近の高値・安値を抜いたか
  • 今はトレンドなのか、レンジなのか
  • どこを抜けたら自分の見方が間違いになるか

特に最後。

「どこを抜けたら自分が間違いなのか」

ここはかなり重要です。

ローソク足で相場を読むことより、

自分の読みが外れた場所を決めること。

この方が、
実際のトレードでは重要だったりします。

ローソク足には、その場で起きた「ストーリー」が残る

ローソク足は、
ただの赤と青の棒ではありません。

その1本の中にも、

買った人。

売った人。

高値で捕まった人。

安値で投げた人。

「まだ上がる」と思った人。

「もう無理だ」と逃げた人。

そういう人たちの行動が、
結果として形に残っています。

言ってしまえば、

ローソク足は、
その時間に相場で何が起きたのかを残した
小さなストーリーです。

たとえば、
長い上ヒゲ。

一度は上まで買われた。

でも、
そこから強く売り返された。

つまり、

「上へ行こうとしたけど、行かせてもらえなかった」

という話が残っています。

逆に、
長い下ヒゲなら、

下まで売られたけど、
そこから買い戻された。

「下へ行こうとしたけど、戻された」

という話です。

ただし、
ここで勘違いしたくないのは、

ストーリーを読めたから、
次のページまで分かるわけではない。

ということ。

ここは、
雪道の足跡と同じです。

過去に何が起きたかは見える。

でも、
未来までは確定しない。

「ローソク足だけ」と言っても、実はやり方は全然違う

ここからが、
少し面白いところです。

一口に

「ローソク足だけでトレードする」

と言っても、
実際のやり方はかなり違います。

大きく分けると、

見るものを削るタイプ。

そして、

ローソク足から読み取るものを増やすタイプ。

があります。

同じ材料を使っているのに、
料理方法が全然違う。

ここが面白いです。

ローソク足2本まで判断を削る|超高勝率FXロジック

かなり極端なのが、
超高勝率FXロジック
です。

見るローソク足は、
2本。

高いか。

低いか。

条件に合うか。

合わないか。

かなり判断を削っています。

言ってしまえば、

FX版の○×問題

に近いです。

このタイプは、
ローソク足を深く読み込むというより、

誰が見ても同じ判断になりやすいところまでルールを単純化する。

こちらを重視しています。

考えすぎてしまう人には、
かなり分かりやすい考え方です。

ローソク足3本で反転を見る|天底FXロジック

同じ販売者の商品でも、
天底FXロジック
は少し違います。

こちらは、
ローソク足3本を使った反転・方向転換を見るタイプ。

ローソク足の本数を絞りつつ、
相場の変化を機械的に判断しようとしています。

超高勝率FXロジックほど
単純な○×問題ではない。

でも、
複数時間足を何枚も並べて
相場全体を読むタイプでもない。

見る場所をかなり限定したプライスアクション型

と考えると分かりやすいです。

ローソク足から相場全体を読む|無限FX pro

そして、
かなり反対側にいるのが、
当サイトでランキング1位として紹介している
無限FX pro
です。

こちらも、
インジケーターに頼るタイプではありません。

でも、
見るものを極限まで減らすわけではない。

むしろ、

  • ローソク足
  • 高値・安値
  • サポート・レジスタンス
  • ダウ理論
  • 複数時間足
  • プライスアクション

を使いながら、
相場全体の環境認識を深めていくタイプ
です。

同じ

「インジケーターに頼らない」

でも、
超高勝率FXロジックとは方向性がかなり違います。

超高勝率FXロジックは、
ローソク足から読む情報を減らす。

無限FX proは、
ローソク足から読み取る情報を増やす。

同じローソク足でも、
真逆です。

ローソク足だけで勝つなら「削る派」と「読む派」どちらがいい?

では、
どちらがいいのか。

私は、

その人による。

と思っています。

少し逃げた答えに見えるかもしれません。

でも、
本当にそうです。

考えすぎて、
毎回判断が変わる人。

こういう人は、
見るものを削った方がいい。

逆に、
単純な条件だけでは不安で、

「なぜここで買うのか」

まで理解したい人。

こういう人は、
相場全体を読む方が合っています。

どちらが上。

どちらが下。

という話ではありません。

大事なのは、

自分が迷わず続けられるか。

です。

ローソク足だけとインジケーター、どちらが勝ちやすい?

これも、
よくある疑問です。

ローソク足だけ。

インジケーターあり。

どちらが勝ちやすいのか。

私は、

どちらでも勝てるし、
どちらでも負ける。

と思っています。

問題は、
道具ではありません。

ローソク足だけでも、
毎回違う判断をしていれば意味がない。

インジケーターを使っていても、
ルールが明確なら十分使えます。

つまり、

勝敗を分けるのは、
インジケーターの有無より、
売買判断に一貫性があるかどうか。

こちらの方が大きいと思います。

初心者はローソク足だけでトレードした方がいい?

初心者なら、
一度チャートをシンプルにしてみるのは
かなり良いと思います。

ただし、

「ローソク足しか見てはいけない」

という意味ではありません。

最初から情報を増やしすぎると、

何が本当に必要なのか。

何が自分に合っているのか。

分からなくなります。

なので、
最初は

  • 高値・安値
  • トレンド方向
  • 直近の重要な価格
  • エントリー条件
  • 損切り位置

くらいに絞る。

そして、
同じルールで何度もチャートを見る。

こちらの方が、
私は練習になると思います。

ローソク足だけで勝つために一番大事なのは「読むこと」より「決めること」

ローソク足の記事なので、

高値を見る。

安値を見る。

ヒゲを見る。

実体を見る。

そういう話になりがちです。

もちろん、
全部大事です。

でも、
実際にトレードするなら、
それ以上に大事なことがあります。

決めること。

です。

こうなったら買う。

ここなら売る。

ここまで逆行したら損切り。

ここまで行ったら利確。

条件が揃わなければ何もしない。

これを、
先に決める。

ローソク足をどれだけ深く読めても、
毎回その場で判断を変えていたら、
結果は安定しにくいです。

ローソク足を見ることより、
ローソク足を使って何をするかを決める。

私は、
こちらの方が重要だと思っています。

結論|ローソク足だけで勝てるかではなく、何を見て何を捨てるか

結局、

FXはローソク足だけで勝てるのか。

この質問に対しては、

可能です。

ただし、
ローソク足自体が勝たせてくれるわけではありません。

ローソク足は、
材料です。

同じ卵でも、

ゆで卵になる。

オムレツになる。

目玉焼きになる。

落として割ることもある。

……

最後のは料理ではありませんが、
FXでは割とあります。

つまり、

同じローソク足を見ても、
使い方次第で全く違う。

2本だけ見て、
判断を削る人もいる。

3本で反転を見る人もいる。

複数時間足のローソク足から、
相場全体を読む人もいる。

全部、
ローソク足です。

違うのは、

  • 何を見るのか
  • 何を捨てるのか
  • どこで入るのか
  • どこで損切りするのか
  • どこで自分の判断が間違いだと認めるのか

です。

ローソク足だけで勝てるかではなく、
ローソク足から何を読み、
何をルールとして固定するか。

私は、
そこが一番大事だと思っています。

チャートがクリスマスツリーになって、
何を見ればいいのか分からなくなっているなら。

一度、
飾りを全部外してみる。

ローソク足だけになったチャートを眺めてみる。

意外と、

相場そのものは、
最初からそこに見えていた。

そんなことに気付くかもしれません。


追伸:

試しに、普段使っているチャートを1枚だけ複製して、
インジケーターを全部消してみて下さい。

その状態で、
過去チャートを100本くらい眺めてみる。

エントリーしなくていいです。

ただ、

「ここで買った人は苦しそうだな」

「ここは売った人が一気に逃げたな」

「この高値、何回も止められてるな」

くらいで良い。

意外と、
インジケーターが無い方が
値動きそのものに目が行く
ことがあります。


追伸2:

逆に、インジケーターを消したら
何も分からなくなった。

それなら、
無理にローソク足だけにする必要はありません。

私は、
「ローソク足だけでトレードできる方が上級者」
みたいな考え方は違うと思っています。

移動平均線があった方が分かりやすいなら、
使えばいい。

RSIが自分の判断を助けるなら、
使えばいい。

道具を減らすことが目的ではありません。

迷いを減らすことが目的です。

追伸3:

ちなみに、何年FXをやっていても、
チャートを見て

「分からん。」

という時は普通にあります。

むしろ、
そこで無理やりストーリーを作らないことも大事です。

人間は、
バラバラの点を見ると、
勝手に線でつなぎたくなります。

相場でも同じです。

本当は何も起きていないのに、

「これは反転の兆候だ」

「大口が仕込んでいる」

「ここから3波が来る」

と、
頭の中で壮大な物語を作り始める。

でも、

分からない相場は、
分からないままでいい。

ローソク足からストーリーを読むことと、
ストーリーを自分で作ることは、
似ているようで全く違います。