
FXって、
1日何回くらいトレードするのか。
1回?
3回?
10回?
スキャルピングなら、
もっと?
検索すると、
「適切な回数はありません」
「トレードスタイルによります」
「チャンスが来るまで待ちましょう」
「エントリーを絞りましょう」
……
全部、
間違ってはいません。
でも、
それで「FXは1日何回くらい?」の答えになっているかと言われると、少し逃げています。
あなたが知りたいのは、
「で、何回くらいからやりすぎを疑った方がいいの?」
こっちですよね。
「今日は3回トレードしよう!」
のように、
目標回数を決める必要はありません。
チャンスが0回なら、
0回。
1回なら、
1回。
これは当たり前です。
でも、
だからといって、「何回やってもいい」も違います。
なぜなら、
1回目と10回目。
同じチャートを見ているつもりでも、
見ている人間が、もう同じとは限らないからです。
この記事の結論
- FXに絶対的な1日の適正回数はない
- スキャルピング・デイトレ・スイングで回数は大きく変わる
- 「今日は○回やる」という目標回数は必要ない
- ただし、自分を守るための上限回数は考えていい
- 初心者のデイトレなら、まず1日3回程度を仮上限にして記録を見る方法もある
- スキャルピングでは3回を上限にする必要はない
- 回数が増えるほど、相場だけでなく自分の状態も疑う
- 最終的には「何回目から自分のトレードが雑になるか」を記録から探す
適正回数を探すより、自分が雑になり始める回数を探した方が実戦では役に立ちます。
FXは1日何回トレードする?まずは回数の目安から
最初に、
あなたが知りたい数字から答えます。
FXのエントリー回数は、
トレードスタイルによってかなり変わります。
| トレードスタイル | 1日のエントリー回数の考え方 |
|---|---|
| スキャルピング | 数回〜数十回になることもある |
| デイトレード | 0回〜数回程度の日も多い |
| スイングトレード | 毎日エントリーするとは限らない |
当然ですが、
これは、
「この回数をやればいい」
という表ではありません。
スキャルピングなら、
短い時間足で何度もチャンスが来ることがあります。
一方、
日足や4時間足を中心に見るなら、
1日まったく入らない日があっても普通です。
ですから、
スキャルピングの人に、
「1日3回まで」
と決めつけるのも違う。
スイングの人に、
「最低1回は入りましょう」
も違います。
まず、
手法によって回数が違う。
ここは前提です。
「適切なエントリー回数なんてない」は正しい。でも答えになっていない
FXのエントリー回数について調べると、
よく出てくる回答があります。
「適正回数はありません」
「相場次第です」
「待つことが大切です」
「エントリーを絞りましょう」
はい。
その通りです。
ただ、
検索している人も、別に「毎日必ず5回やりたい」と言っているわけではありません。
知りたいのは、
1回。
3回。
5回。
10回。
どの辺から、
「ちょっと入りすぎじゃない?」
と疑えばいいのか。
そこです。
そして、
私はここを、
相場のチャンス数だけで考えない方がいい
と思っています。
もう一つ見るものがあります。
自分です。
目標回数はいらない。でも上限回数は考えていい
私は、
「今日は3回トレードする」
「毎日5回はエントリーする」
こういう目標回数は、
いらないと思っています。
なぜなら、
3回目のチャンスが来なければ、
自分で3回目を作り始めるからです。
本当は微妙。
でも、
今日はまだ2回。
あと1回。
……
相場から見れば、
そんな事情は知ったことではありません。
ここまでは、
普通の話です。
でも、
その逆もあります。
「適正回数はない」
だから、
5回。
10回。
15回。
何回でも、
条件があるなら入る。
これも、
少し危ない。
目標回数はいらない。でも、自分を壊さないための上限回数はあってもいい。
私はそう考えています。
なぜエントリー回数が増えると危なくなるのか
単純に、
「回数が多いから負ける」
という話ではありません。
スキャルピングなら、
1日に何十回も取引して勝っている人はいます。
問題は、
回数が増えるにつれて、自分の判断まで変わっていないか。
負けた後は「取り返す」が混ざる
1回目。
損切り。
まあ、
仕方ない。
2回目。
また損切り。
ちょっと嫌。
3回目。
また負けた。
……
次。
「取り返したい」
これが混ざります。
チャートは同じでも、
もう純粋にチャートだけを見ていません。
今日のマイナス。
さっきの損失。
あと何円取り返せばプラスになるか。
そういうものまで見始めます。
勝った後も危ない
負けた後だけではありません。
勝った。
また勝った。
今日は、
いける。
そして、
普段なら見送る形まで、
「これもいけそう」
に変わる。
勝っているので、
本人は気分がいい。
だから、
気づきにくい。
でも、
根拠は少しずつ薄くなっている。
集中力も落ちる
チャートを見る。
判断する。
入る。
切る。
また見る。
これを何度も繰り返せば、
当然疲れます。
特に短期売買では、
1回目の集中力を、
10回目まで完全に維持できるとは限りません。
だから、
回数を見る時は、
チャンスの数だけではなく、自分の状態も見る。
ここが重要です。
1回目と10回目。同じチャートでも、見ている人間が違う
私は、
ここがエントリー回数を考える時の核心だと思っています。
1回目。
冷静。
まだ何も背負っていない。
10回目。
今日の利益。
今日の損失。
連勝。
連敗。
疲れ。
焦り。
全部、
乗っています。
同じチャートを見ているようで、見ている人間がもう同じではありません。
だから、
「条件が揃えば何回でも入ればいい」
というのも、
私は少し雑だと思っています。
その条件を判定している人間まで、
ずっと同じとは限らないからです。
デイトレのエントリー回数は1日何回?初心者ならまず3回程度から見る
では、
逃げずに数字を出します。
もし、
FX初心者が、
デイトレード寄りの取引をするなら、
私はまず1日3回程度を「仮の上限」として始めてもいいと思います。
ただし、
3回やれ。
ではありません。
最大3回。
です。
チャンスがなければ、
0回。
1回しかなければ、
1回。
2回で終わっても、
何も問題ありません。
3回目を使い切る必要もありません。
そして、
3回が絶対の正解でもありません。
重要なのは、
3回という仮上限を置いて、自分の記録を見ること。
です。
3回でも雑になる。
なら、
2回にする。
5回やっても、
成績も判断も変わらない。
なら、
自分に合った上限を考え直す。
数字は、
最初から正解を当てるためではありません。
自分の崩れ方を発見するために使います。
スキャルピングは1日何回?3回では少なすぎることもある
ここは、
デイトレードと分けます。
スキャルピング。
1分足。
5分足。
短い値動きを何度も取る。
このスタイルなら、
1日3回では少なすぎることも普通にあります。
5回。
10回。
20回。
それ以上。
手法によっては、
あり得ます。
だから、
「FXは1日3回まで」
というルールを全員に当てはめるつもりはありません。
ただし、
スキャルピングでも考え方は同じです。
5回目。
10回目。
20回目。
どこから、
エントリー根拠が薄くなったのか。
どこから、
損切り後の再エントリーが増えたのか。
どこから、
普段なら入らない場所へ入ったのか。
ここを見る。
スキャルピングだから回数が多いのは普通。でも、回数が多いことと、雑に入っていいことは別です。
エントリー回数を減らせば勝てるわけでもない
ここも、
勘違いしないでください。
1日1回。
だから、
上手い。
1日20回。
だから、
下手。
そんな話ではありません。
1日1回でも、
「今日はまだ入っていないから」
で適当に入れば、
その1回は余計です。
逆に、
20回すべてが、
検証したスキャルピングルール通り。
これなら、
単純に「多すぎ」とは言えません。
だから、
回数の多さそのものではなく、何回目から質が落ちるかを見る。
自分の上限回数はどう決める?トレード記録を見る
結局、
自分に合う上限回数は、
自分のトレードから探すしかありません。
見るなら、
- 何回目から勝率が落ちているか
- 何回目から損失額が大きくなっているか
- 連敗後にエントリー回数が増えていないか
- 連勝後に根拠が緩くなっていないか
- 同じ日に再エントリーを繰り返していないか
- 最後の数回だけ、普段と違う入り方をしていないか
この辺です。
例えば、
1〜3回目。
普通。
4回目以降。
急に成績が悪い。
なら、
4回目から相場が悪くなっているのではなく、自分が悪くなっている可能性
もあります。
ここまで見て、
初めて、
「自分は1日3回くらいまでにした方がいいかもしれない」
という数字に意味が出ます。
「今日は3回まで」と決めても止まれないなら、仕組みで止める
ただ、
人間。
分かっていても、
止まれません。
「今日は3回まで」
そう決めた。
3回負けた。
でも、
あと1回。
これで取り返せそう。
……
4回目。
あります。
さらに負けた。
今度こそ。
5回目。
こうなる。
ルールを知っていることと、ルールを守れることは別です。
もし、
「分かっているのに止まれない」
これを何度も繰り返しているなら、
意思だけで何とかしようとせず、
仕組みで強制的に止める
という方法もあります。
1日の最大トレード回数や、
連敗後の取引停止など、
自分の暴走を仕組みで止める考え方については、
以下の記事で詳しく検証しています。
今日は3回まで。 そう決めた。 3連敗。 本来なら、 ここで終点です。 PCを閉じる。 コーヒーでも飲む。 今日はもう、 チャートを見ない。 ……。 10分後。 スマホでMT5を開いている。 しかも、 なぜかロットが少し …
エントリーしすぎる人は「回数」だけ直しても戻る
もう一つ。
1日10回。
多すぎる。
じゃあ、
3回にする。
これだけで直れば、
簡単です。
でも、
なぜ10回も入っていたのか。
そこを見ないと、
また戻ります。
暇だから。
取り返したいから。
チャンスを逃したくないから。
ポジションを持っていないと不安だから。
チャートを見ていると、
何かしたくなるから。
理由はいろいろあります。
エントリー回数が増えてしまう心理そのものについては、
こちらの記事で詳しく書いています。
FX初心者の頃、私自身もポジポジ病で無駄なトレードを繰り返していました。暇な時間ほどエントリーしたくなる理由、チャート監視との関係、コツコツドカンやロット管理、トレード日誌の重要性など、18年超の実体験をもとに解説します。
FXのエントリー回数についてよくある質問
- FXは1日何回トレードするのが普通ですか?
- トレードスタイルによって大きく異なります。スキャルピングなら1日に何度も取引することがありますが、デイトレードなら0回〜数回、スイングトレードなら毎日エントリーしないこともあります。そのため、全員に共通する「普通の回数」はありません。
- FX初心者は1日何回までにした方がいいですか?
- 絶対的な正解はありませんが、デイトレード寄りの初心者なら、まず1日3回程度を仮の上限として記録を取る方法があります。3回必ず取引するという意味ではなく、チャンスがなければ0回でも構いません。
- スキャルピングは1日何回くらいエントリーしますか?
- スキャルピングは短い値動きを狙うため、デイトレードよりエントリー回数が多くなりやすく、1日に数回〜数十回になることもあります。ただし、回数が多いほど良いという意味ではありません。
- エントリー回数が多いと負けやすいですか?
- 回数が多いだけで負けるとは限りません。ただし、連敗後の取り返しトレード、連勝後の過信、集中力低下などによって、回数が増えるほどエントリーの質が落ちる人はいます。自分の記録から何回目以降に成績が崩れるかを見ることが重要です。
- エントリー回数は少ない方がいいですか?
- 少なければ良いわけでもありません。1日1回でも根拠のないエントリーなら意味はありませんし、ルール通りのスキャルピングなら1日に何度も取引することがあります。回数そのものより、何回目から判断が雑になるかを見る方が実戦的です。
- 1日トレードしない日があっても大丈夫ですか?
- 問題ありません。自分の条件に合う場面がなければ、0回で終わる日があっても普通です。上限回数は「そこまで必ず取引する数字」ではありません。
まとめ|「何回やるか」より「何回目から自分が壊れるか」を見る
FXは、
1日何回トレードするのか。
答え:
『手法によって違います。』
……
だけで終わらせるのは、
少し違うと思っています。
確かに、
スキャルピング。
デイトレード。
スイング。
回数は違います。
そして、
「今日は3回やる」
という目標回数もいりません。
チャンスがなければ、
0回。
それでいい。
でも、
だから上限まで考えなくていい、とはなりません。
1回目。
冷静。
5回目。
ちょっと取り返したい。
10回目。
もう、
最初なら見送った場所まで入っている。
そんなことがあります。
相場が変わったのか。
それとも、
自分が変わったのか。
ここを見る。
1日3回が正解。
ではありません。
10回が多すぎる。
とも限りません。
見るべきなのは、
自分が何回目から雑になり始めるのか?
適正回数を探すより、
自分が壊れ始める回数を探す。
その数字の方が、
ずっと役に立つはず。





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