
総資産10億円超。
プロトレーダーを数百人輩出。
FX SPACEという学習コミュニティを主宰。
よすがFX。
なるほど。
ずいぶん景気のいい話です。
ただ、一つ気になる。
プロトレーダーって、何をもってプロと呼んでいるのでしょう?
プロップファームの審査に合格した人?
一度でも出金できた人?
それとも、何年も相場から利益を残し続けている人?
……。
肩書きが同じでも、中身まで同じとは限りません。
しかも、よすが氏が関わるFintokei(フィントケイ)について調べると、もう一つ興味深い事実があります。
最大5億円。
そんな巨額の資金を使ったトレードができると紹介されています。
ただし。
その5億円、現金じゃありません。デモです。
実際に5億円の資金を預かり、リアル市場で運用する仕組みではありません。
Fintokeiが提供するのは、仮想資金によるデモ取引環境です。
これは私の推測でも、暴露話でもありません。
Fintokei自身が公式サイトで説明していることです。
では、なぜ「プロトレーダー」という肩書きが与えられるのか。
なぜ何百人ものプロを育成できるのか。
そして、学習コミュニティとFintokeiのプラン購入は、どのようにつながっているのか。
今回は、よすが氏の評判・実績、FX SPACEの仕組み、Fintokeiとの関係を徹底的に検証します。
数字は大きい。でも、その数字が何を意味するのか。
そこを見なければ、ただの数字自慢で終わってしまいます。
先に結論
- よすが氏は、YouTubeやFX SPACEなどで活動するFX情報発信者です。
- 総資産10億円超というプロフィール上の記載は確認できますが、その内訳や長期的なFX収益まで第三者が検証できるわけではありません。
- FX SPACEでは、Fintokeiの審査合格などを基準として「プロトレーダー」を認定しています。
- Fintokeiの取引口座は、すべて仮想のデモ環境です。現金5億円を市場で運用する仕組みではありません。
- ただし、デモ取引の成績に応じて実際の金銭報酬を受け取れる制度があり、デモだから無価値というわけではありません。
- FX SPACEからFintokeiの有料プランへ進む導線があり、Fintokeiには紹介報酬制度も存在します。ただし、よすが氏本人の報酬受領は確認できていません。
- 教育環境としての価値と、継続的にFXで稼げる実力が身につくかどうかは、分けて評価する必要があります。
よすがFXとは何者? 総資産10億円超のトレーダー
まず、よすが氏の活動から整理しましょう。
よすが氏は、YouTubeなどでFXの手法や相場分析を発信し、学習コミュニティ「FX SPACE」を主宰する人物です。
2026年10月時点で、みんかぶの著者プロフィールには、FX歴8年、総資産10億円超の現役トレーダーとして紹介されています。
さらに、FX SPACEではプロトレーダー478人以上の輩出実績を掲げています。
主な活動は次のとおりです。
- YouTubeでのFX手法・相場分析の発信
- FX学習コミュニティ「FX SPACE」の運営
- よすが式と呼ばれるトレード手法の解説
- 独自トレード支援ツール「YTT」の提供
- 集中学習プログラム「ゼロプロ90」の提供
- Fintokeiの評価プログラムへの参加支援
- 書籍の出版や金融メディアへの寄稿
発信活動が実在することは確認できます。
学習コンテンツやコミュニティも用意されています。
その点を無理に否定する必要はありません。
ただし。
発信活動の実績と、トレーダーとしての運用実績は別です。
特に気になるのは「総資産10億円超」という数字。
総資産10億円超は、FXで10億円稼いだという意味ではない
10億円。
一般的な個人トレーダーからすれば、十分にインパクトのある数字です。
しかし、総資産とFXの累計利益は同じではありません。
例えば、総資産には現預金、金融商品、不動産、事業資産などが含まれる場合があります。
借入金などの負債を控除した純資産とも違います。
したがって、
「総資産10億円超」と「FXだけで10億円の利益を得た」は、まったく別の主張です。
よすが氏の資産内訳や、長期間にわたるリアル口座の損益資料については、今回参照した情報から十分に検証できません。
だからといって、虚偽だと決めつけるつもりもありません。
ただ、数字の意味を勝手に拡大してはいけない。
10億円という迫力に押されて、確認すべきことまで忘れないようにしたいですね。
参考:
みんかぶ・よすが氏のプロフィール
よすがFXの評判・口コミは? 怪しいと言われる理由を考える
では、よすがFXの評判はどうでしょうか。
人物名で検索すると、手法やコミュニティに関心を持つ人だけでなく、「怪しい」「勝てない」といった疑問を抱く人も想定されます。
この手の検索で大切なのは、好き嫌いだけで結論を出さないことです。
人気者だから信用する。
派手な数字が並んでいるから疑う。
どちらも簡単です。
私が気になるのは、もう少し具体的なところ。
教えている内容に、費用を払う価値があるのか。
掲げている実績は、どのような基準で集計されているのか。
その仕組みで、誰にどのような収益が発生するのか。
この3点です。
よすが式FXの学習方法には評価できる部分もある
よすが式では、ダウ理論やラインなどを使った相場分析、シナリオ構築、過去検証、損失管理などを学ぶ流れが紹介されています。
基礎を学ぶ。
チャートを分析する。
売買シナリオを作る。
検証を繰り返す。
こうした学習の順序には、合理性があります。
少なくとも「サインが出たら何も考えずに買うだけ」という話とは違います。
特に、損失率を意識する考え方には価値があるでしょう。
ただし。
正しいことを教えているからといって、その学習サービス全体が費用に見合うとは限りません。
FXの基本原則は、無料の情報や書籍でも学べます。
有料で学ぶ価値があるとすれば、体系的な指導、継続しやすい環境、個別のフィードバックなどにあるはずです。
そこを見て判断したいところです。
FX SPACEとは? 無料・有料コミュニティの仕組み
よすが氏の活動を理解するうえで、避けて通れないのがFX SPACEです。
FX SPACEは、FXの学習コンテンツ、独自ツール、コミュニティ、トレードの添削などを提供するサービスです。
公式サイトには、無料プランに加え、スタンダード、プレミアムなどの有料プランが用意されています。
2026年10月の確認時点では、プレミアムの月額プランは5,900円、年額払いでは月あたり約5,410円と案内されています。
また、YouTubeメンバーシップと連動した利用方法も紹介されています。
※料金やプラン内容は変更される場合があるため、申し込み前には公式サイトで確認してください。
学習を継続するために、有料コミュニティを利用する。
これ自体は普通の選択です。
独学では続かない人にとっては、質問できる環境や添削に価値を感じることもあるでしょう。
ただし、月額制なら、利用する期間に応じて費用が積み重なります。
勉強代として納得できる金額と、FXで回収できる金額は別です。
入会前には、何が無料で、何が有料なのか。
どの段階で別料金が発生するのか。
退会する場合はどうなるのか。
そこまで確認しておきたいですね。
よすが式FXのフローチャートを検証|最終的にFintokeiへ進む仕組み
さて。
ここからが、今回の記事で特に注目したい部分です。
よすが式FXでは、学習からプロトレーダーを目指すまでの流れが、フローチャートとして示されています。
これは以前から公開されている資料です。
まず、以下のフローチャートをご覧ください。

基礎を学ぶ。
手法を習得する。
検証する。
そして、Fintokeiの評価プログラムへ挑戦する。
つまり、学習の流れとFintokeiの評価プログラムへの参加が、ひと続きの導線として設計されています。
さらに現在のFX SPACE公式サイトでも、Fintokeiのプランを選び、専用クーポンを入力して購入する手順まで案内されています。
2026年10月時点では、新規ユーザー向けに「30ysg」という30%割引クーポンが掲載されています。
ここまで見ると、
学習コミュニティからFintokeiのプラン購入へ進む導線が存在することは、はっきりしています。
ただし、これだけで違法性や不正があるという話ではありません。
学習後に評価プログラムへ挑戦する仕組みには、一定の合理性もあります。
問題は、そこで何を購入し、何を得られるのか。
そして、その紹介によって誰に報酬が発生し得るのか。
そこです。
よすがFXとFintokeiの関係|紹介報酬で稼ぐビジネスモデルなのか?
FXを教える。
プロトレーダーを育てる。
そして、Fintokeiへ送り出す。
なるほど。
よくできた仕組みです。
しかも、Fintokeiには公式のアフィリエイト制度があります。
紹介報酬は、紹介人数に応じて10%から最大15%。
同じ利用者が再購入した場合にも、報酬が発生する仕組みです。
こちらはFintokeiの公式説明です。

さらに、再購入についての説明もあります。

もちろん、よすが氏本人がこの制度を利用して報酬を受け取っているかどうかは確認できていません。
そこは区別します。
ただし、FX SPACEの公式サイトには、Fintokeiのプラン購入手順と専用の割引クーポンまで掲載されています。
教育とサービス紹介が、同じ導線の中に組み込まれているわけです。
ここで考えたい。
受講者がプロップファームの審査に合格すれば、素晴らしい。
でも、合格できずに何度も挑戦する人は?
挑戦するたびに、プランの購入費用が発生します。
そして、紹介報酬が再購入まで対象になる仕組みなら、紹介する側には、利用者が再購入することによる経済的利益が生まれ得ます。
教え子が勝つことで儲かる仕組みと、教え子が挑戦することで儲かる仕組み。
似ているようで、ずいぶん違います。
もちろん、両方が成立する場合もあります。
だからこそ、その収益構造を理解したうえで、提供される教育の価値を判断したいのです。
教える内容が正しくても、サービスを紹介する側と購入する側では、経済的な利害が完全に一致するとは限りません。
ここは、どんな教育サービスでも考えておきたい問題です。
なお、Fintokeiの公式アフィリエイト制度は確認できますが、よすが氏への個別の報酬支払いや契約条件については、確認できる資料がありません。
「高額報酬を受け取っている」と断定することは避けます。
最大5億円を運用? Fintokeiの取引口座はすべてデモ環境
さて。
ここは、どうしても強調しておきたいところです。
最大5億円。
しかも利益の最大95%を受け取れる。
よすが氏は、2024年5月14日付のFintokei公式インタビューで、当時の制度についてこう説明しています。
最大5億での仮想トレードができ、ロジック提供費用として95%が得られるのはプロトレーダーとしても非常に大きいのではないでしょうか
引用元:Fintokei よすが氏への公式インタビュー(2024年5月14日)
注目したいのは、数字ではありません。
「仮想トレード」という言葉です。
ここを読み飛ばしてはいけません。
Fintokeiの公式FAQでは、提供する取引口座はすべて仮想のデモ環境だと明記されています。
現実の市場価格を参考にした取引環境ではありますが、実際の市場に注文を流すリアル口座ではありません。
つまり、現金5億円を預けてもらい、その5億円をリアル市場で運用するわけではない。
これは決定的な違いです。
実際の資金5億円を任されたファンドマネージャーと、仮想残高5億円のデモ環境で評価を受ける人。
両者を同じ意味で語ることはできません。
どちらが優秀かという話ではありません。
そもそも取引の仕組みが違うのです。
デモ口座では、自分の資金を直接市場に投入しているわけではありません。
そのため、デモ取引上の損失と、実際の預金口座から資金が減ることも同じではありません。
ただし、プラン購入費用は現実のお金です。
失敗して再挑戦すれば、追加の購入費用が発生することがあります。
デモ取引の損失は仮想。でも、プラン代金は現実。
ここは理解しておきたいですね。
デモ取引でも、実際の報酬を受け取れる場合がある
ここまで読むと、
「じゃあ、全部ゲームみたいなもの?」
と思うかもしれません。
それも違います。
Fintokeiでは、所定の評価条件などを満たした利用者に対し、デモ取引の成績に基づく金銭報酬を支払う制度があります。
つまり、
取引しているのはデモ口座でも、受け取る報酬は現実のお金になり得ます。
ここは正当に評価すべきです。
ただし、報酬を受け取るには、プランごとの条件や審査、損失制限などを守る必要があります。
デモ口座で利益が出たからといって、その利益が無条件で全額支払われるわけではありません。
まして、誰でも継続的に報酬を得られるという保証もありません。
現金の報酬を受け取れることと、現金5億円を市場で運用していること。
この2つを混同しないことが重要です。
昔の「最大5億円」と、現在の提供条件も分けて考える
なお、先ほどの5億円という話は、2024年のインタビューで説明された内容です。
Fintokeiのプラン内容やスケーリング条件は、その後変更されている可能性があります。
現在の公式案内では、チャレンジプランのスケーリング上限として最大2億円という説明もあります。
したがって、過去に紹介された数字を、現在の全プランにそのまま当てはめるのは適切ではありません。
ただし、金額がいくらであっても、核心は変わりません。
Fintokeiが提供するのは、リアル市場で現金を運用する口座ではなく、仮想のデモ環境です。
そこだけは、数字の迫力に惑わされずに理解したいところです。
そもそもFintokeiは本当のプロップファームなのか?
もう一つ、見逃せない説明があります。
Fintokeiの公式サイトには、
「Fintokeiはプロップファームですか?」
というFAQが掲載されています。
普通に考えれば、
「はい、プロップファームです」
で終わりそうな質問ですね。
ところが、実際の回答は違います。
Fintokeiは従来の意味でのプロップファームではありません。
引用元:Fintokei公式サイト
よくある質問
……。
プロップファームを名乗っている会社が、従来の意味ではプロップファームではないと説明している。
なかなか興味深い話です。
どういうことなのか。
従来型のプロップファームは、会社自身の資金を金融市場で運用し、その利益を追求する事業者です。
一方、Fintokeiは、金融市場で自己資金を運用する独自のトレーディングデスクを持たず、トレーダーの教育と評価を提供する会社だと説明しています。
Fintokei自身は、これを「現代のプロップファーム」と位置づけています。
では、その評価を通過するとどうなるのか。
会社から現金を預かって、リアル市場で取引するプロップトレーダーになるわけではありません。
引き続き、仮想のデモ環境で取引する仕組みです。
もちろん、成績や条件に応じて現実の金銭報酬を受け取れる場合はあります。
しかし、それは実資金を任されて市場で運用することとは違います。
ここで、よすがFXの「プロトレーダー輩出」という話に戻りましょう。
Fintokeiの審査に合格した人を、FX SPACEの認定基準でプロトレーダーと呼ぶ。
その仕組み自体は理解できます。
ただし。
デモ取引の評価プログラムに合格したことと、会社の実資金を任されるプロップトレーダーになったことは、同じではありません。
どちらにも「プロ」という言葉が登場します。
しかし、中身が違う。
肩書きはプロ。でも、取引口座はデモ。
この違いを知らずに「プロトレーダーを数百人輩出」と聞けば、実際の金融市場で会社資金を運用する人材を何百人も育てた、と受け取る人もいるかもしれません。
しかし、Fintokeiの合格者数だけで、そのような実績まで証明されるわけではありません。
大切なのは、何人に「プロ」という肩書きがついたかではなく、その人たちが実際にどのような成果を残しているのか。
プロという言葉の迫力ではなく、その認定の中身を見たいですね。
よすがFXは478人以上のプロを輩出? 「プロ」の定義を確認する
では、もう一つの大きな数字。
プロトレーダー478人以上を輩出。
なかなか立派な数字です。
ただし。
その「プロ」とは、いったい何をもってプロと呼んでいるのでしょうか。
実は、FX SPACEの公式サイトには、独自の認定基準が紹介されています。
確認できる学習ルートでは、主に次のような条件が示されています。
- Fintokeiの評価プログラムに合格する
- 月利3%以上・最大ドローダウン10%以内を2か月連続で達成する
なるほど。
一定の基準を設けているわけです。
損失制限を守りながら、利益を積み重ねる。
その考え方自体は評価できます。
ただ、一つ考えたい。
その条件を満たすことと、長期的にFXで生活費を稼ぎ続けられることは同じでしょうか。
……。
当然、違います。
まず、Fintokeiの評価プログラムへの合格について。
こちらは、所定の利益目標や損失制限などをクリアしたことを意味します。
一定の成績を残したという意味では、一つの成果です。
しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。
Fintokeiは、従来の意味でのプロップファームではありません。
くどいようですが、これは私が勝手に言っているわけではありません。
Fintokei自身が、公式サイトのFAQで説明しています。
同社は金融市場で自己資金を運用する独自のトレーディングデスクを持たず、トレーダーの教育や評価を提供する会社だという立場です。
そして、提供される取引口座は仮想のデモ環境。
実際の会社資金を預かり、リアル市場で注文する仕組みではありません。
つまり、
Fintokeiの審査に合格したからといって、現実の資金を任されるプロップトレーダーになったわけではない。
ここは非常に重要です。
もちろん、Fintokeiは自社を現代型のプロップファームと位置づけており、合格者には条件に応じて現実の金銭報酬を受け取れる仕組みがあります。
デモだから何の価値もない、という話ではありません。
ただし。
デモ取引で評価に合格した人と、会社から実資金を任されて市場で運用する人を、同じ意味のプロとして扱うのは無理があります。
肩書きはプロ。
でも、取引口座はデモ。
この違いを理解しておきたいですね。
さらに、もう一つの認定条件。
月利3%以上、最大ドローダウン10%以内を2か月連続。
これも一定の評価基準にはなります。
しかし、2か月間の結果だけで、その後何年も勝ち続けられると証明できるわけではありません。
FXで厄介なのは、短期間なら好成績を出せる人がいても、それを長期的に維持できるとは限らないことです。
相場環境が変われば、結果も変わります。
連勝していた人が、翌月から連敗することもある。
2か月の好成績は、2か月の好成績。それ以上でも、それ以下でもありません。
したがって、FX SPACEが独自の基準でプロトレーダーを認定すること自体を否定するつもりはありません。
ただし、読者が想像する「プロ」と、その認定が意味する「プロ」は、必ずしも一致しない。
プロと呼ばれたからプロなのか。プロとして継続的に稼いでいるからプロなのか。
私なら、後者を重視します。
プロ認定者数・合格人数・出金人数は、それぞれ違う
では、478人以上という数字について、もう少し掘り下げましょう。
FX SPACEの公式サイトや、よすが氏の外部プロフィールには、プロ輩出数やコミュニティメンバーの累計出金額が紹介されています。
みんかぶのプロフィールでは、プロトレーダー470人以上、プロップファームでのコミュニティメンバー累計出金額1.5億円超と記載されています。
一方、FX SPACEの別ページでは、478人以上という数字も確認できます。
更新時期の違いも考えられますが、数字を評価するなら、その集計条件も知りたいところです。
例えば、
- FX SPACE独自の基準でプロ認定された人数
- Fintokeiの評価プログラムに合格した人数
- Fintokeiなどから実際に報酬を受け取った人数
- リアル口座で長期間にわたり利益を残している人数
これらは、同じ意味ではありません。
もちろん、複数の条件を満たしている人もいるでしょう。
しかし、プロ認定された人が全員、現実の金銭報酬を受け取っているとは限りません。
まして、全員がリアルFXで生活できる専業トレーダーになったと考えるのは早計です。
「478人のプロを輩出」と聞いて、478人が会社の実資金を任されて市場で稼いでいる姿を想像したなら、ちょっと待った。
少なくとも、Fintokeiへの合格という事実だけでは、そこまで証明できません。
重要なのは「プロ」という名称ではなく、その認定によって何が確認できるのかです。
累計出金額1.5億円超。それで参加者は儲かっているのか?
もう一つ、見逃せない数字があります。
コミュニティメンバーの累計出金額1.5億円超。
これも、なかなか刺激的です。
もちろん、実際に金銭報酬を受け取った人がいるのであれば、それは成果として評価できます。
ただし。
累計出金額が1.5億円あっても、参加者全体が1.5億円儲かったという意味ではありません。
例えば、少数の人が多額の報酬を受け取っている場合。
多数の人が少額の報酬を受け取っている場合。
同じ累計1.5億円でも、その中身はまったく違います。
さらに、Fintokeiのプラン購入には現実のお金が必要です。
評価に合格できず、再挑戦のためにプランを購入する人もいるでしょう。
FX SPACEの有料プランを利用していれば、その費用もあります。
つまり、
受け取った報酬だけを見ても、参加者が実際にいくら手元に残したのかは分かりません。
例えば、仮に10万円の報酬を受け取ったとしても、そこに至るまでのプラン購入費用や学習費用が12万円なら、差し引きではマイナスです。
もちろん、これは仕組みを説明するための仮定例であり、実際の参加者の成績を示したものではありません。
しかし、考え方としては重要です。
出金額と、最終的に財布に残った金額は違う。
私は、ここをもっと知りたいですね。
何人が参加したのか。
何人が合格したのか。
何人が実際に報酬を受け取ったのか。
そして、購入費用や再挑戦費用を差し引いて、何人がプラスになったのか。
そこまで分かれば、教育プログラムの成果をより正確に評価できます。
合格者の数を数えるなら、不合格者の数も知りたい。
出金額を示すなら、その出金を得るまでに支払った費用も知りたい。
成功者の数字だけを眺めていても、参加者全体の実態は見えてきません。
そして、最後にもう一つ。
Fintokeiで得られる報酬は、デモ取引の成績などに基づくものです。
その出金額を、リアル市場で運用して得たFX利益と同じものとして扱うべきではありません。
現実のお金を受け取れることは事実。
しかし、その報酬の発生する仕組みまで理解してこそ、数字を正しく評価できます。
プロ輩出478人以上。
累計出金額1.5億円超。
どちらも大きな数字です。
ただし。
数字が大きければ大きいほど、その定義と内訳を確認する必要があります。
私は、肩書きの数よりも、参加者が継続的に利益を残せているかどうか。
そこを重視したいと思います。
よすが式FXは勝てない? YTTとトレード手法の評価
では、よすが式そのものはどうでしょう。
FX SPACEでは、ダウ理論やラインを使った相場分析、シナリオ構築、過去検証、損失管理などが紹介されています。
また、独自のトレード支援ツール「YTT」も提供されています。
YTTには、ライン表示、シナリオ構築、注文・決済、リスク管理などを支援する機能が案内されています。
これらは、トレードの作業を整理する道具として役立つ可能性があります。
特に、損失率を固定する考え方は重要です。
ただし。
損失管理が上手になれば、それだけで勝てる手法になるわけではありません。
例えば、勝率40%、損益比1:1の手法なら、取引コストを無視しても期待値はマイナスです。
ロットを正確に計算したところで、その条件が変わらなければ、長期的に有利な売買にはなりません。
もちろん、無茶なロットで口座を吹き飛ばすリスクを減らすことには意味があります。
しかし、それは勝てるロジックを持つこととは別です。
また、ダウ理論やライン分析も、特定の人物だけが使える独自技術ではありません。
手法に価値があるかどうかは、名前ではなく、再現可能な売買ルールと検証結果で判断すべきでしょう。
「よすが式」という名前がついた瞬間、相場の法則が変わるわけではありません。
最終的には、
どこで入るのか。
どこで損切りするのか。
どんな相場では見送るのか。
長期的な期待値はどうなのか。
そこが重要です。
YTTについても、便利な操作機能と、売買の収益性は分けて評価したいと思います。
よすがFXは詐欺・商材屋なのか? 私の評価
ここまで読むと、
「よすがFXは詐欺なのか?」
「結局、商材屋なのか?」
と考える人もいるでしょう。
では、私の考えです。
まず、FX SPACEを運営し、Fintokeiのプラン購入へ案内しているというだけで、詐欺行為があると判断する根拠にはなりません。
教育サービスを販売すること自体も、当然ながら違法ではありません。
また、Fintokeiはデモ環境であることを公式に説明しており、よすが氏もインタビューで仮想トレードという表現を使っています。
したがって、「デモだという事実を本人が隠していた」と断定するのも違います。
ただし、
公開されていることと、読者が正しく理解していることは別です。
最大5億円。
数百人のプロトレーダー。
累計出金額1.5億円超。
大きな数字が並べば、どうしても夢を見たくなります。
でも、その数字が示している内容を確認しなければ、正しい購入判断はできません。
特にFintokeiへの紹介導線については、紹介報酬が発生し得る仕組みが存在します。
だからこそ、教育サービスとしての価値と、利用者を有料サービスへ案内するビジネスとしての性格を、両方理解する必要があります。
良い教育だから参加する。それなら分かります。
プロという肩書きが欲しいから参加する。それだけなら、少し考えたい。
私は、そう思います。
FX SPACEやFintokeiが向いている人・向かない人
| 検討する余地がある人 | 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| 独学では学習を継続しにくい | 無料情報だけで十分に学べている |
| 添削やコミュニティを活用したい | 毎月の固定費を増やしたくない |
| 損失制限を守る練習をしたい | 短期間で必ず利益を得たい |
| プロップファームの評価制度を理解している | リアル資金を預かる制度だと思っている |
| プラン代金と再挑戦費用を管理できる | 不合格でも何度も購入すればよいと考えている |
私が特に注意してほしいのは、費用の考え方です。
月額コミュニティ。
学習プログラム。
Fintokeiのプラン購入。
そして、場合によっては再挑戦。
一つひとつは納得できる価格でも、合計するとそれなりの金額になる可能性があります。
FXの学習に費用を払うことと、その費用をFXで回収できることは別です。
だから、参加前に総額を考えておく。
何回まで挑戦するのか。
いくら使ったら撤退するのか。
そこまで決めてから利用する方がよいでしょう。
よすがFXについてよくある質問
Q. よすがFXの評判は良いですか?
YouTubeでの情報発信やFX SPACEの教育コンテンツ、プロップファームでの合格・出金実績などが紹介されています。
一方、総資産やプロ輩出数の意味、有料サービスへの導線については、数字の定義や条件を確認して判断する必要があります。
Q. よすがFXの総資産10億円は本当ですか?
みんかぶの著者プロフィールでは、総資産10億円超と紹介されています。
ただし、総資産の内訳や長期のFX損益を第三者が確認したという意味ではありません。
Q. よすが式FXは勝てない手法ですか?
勝てないと一律に断定できるものではありません。
ただし、ダウ理論やライン分析、損失管理を学ぶことと、その手法で長期的に利益を残せることは別です。
自分の売買ルールに落とし込み、取引コストを含めて検証する必要があります。
Q. Fintokeiでは本物の5億円を運用できるのですか?
いいえ。Fintokeiが提供する取引口座は、仮想資金を使ったデモ環境です。
現金5億円を預かり、それをリアル市場で運用するものではありません。
また、最大5億円という数字は、2024年のインタビューで紹介された当時の制度に関するものです。
Q. デモなのに本当に出金できるのですか?
Fintokeiでは、所定の条件を満たした利用者に対して、デモ取引の成績に基づく実際の金銭報酬を支払う制度があります。
ただし、デモ上の利益が無条件ですべて現金化されるわけではありません。
Q. よすがFXのプロトレーダーは、全員が専業で稼いでいる人ですか?
そのようには確認できません。
FX SPACEには、Fintokeiの審査合格などを用いた認定基準があります。
プロ認定を受けたことと、リアル口座で継続的に生活費を稼いでいることは区別する必要があります。
Q. よすが氏はFintokeiから紹介報酬を得ているのですか?
Fintokeiには最大15%の公式アフィリエイト制度があり、FX SPACEからFintokeiの有料プランへ進む導線も確認できます。
ただし、よすが氏本人が報酬を受け取っているか、どのような契約を結んでいるかは確認できていません。
Q. FX SPACEは無料で利用できますか?
無料プランが用意されていますが、有料プランや別途費用が必要なサービスもあります。
利用目的と費用を確認し、必要な範囲だけ選ぶのがよいでしょう。
まとめ|プロという肩書きより、何で稼いでいるかを見ろ
総資産10億円超。
プロトレーダー478人以上輩出。
コミュニティの累計出金額1.5億円超。
そして、最大5億円のトレード。
……。
なかなか迫力のある数字です。
ただし、今回調べて分かったことがあります。
まず、Fintokeiが提供する取引口座は、リアル口座ではありません。
仮想のデモ環境です。
これはFintokei自身が説明しています。
一方で、条件を満たせば現実の金銭報酬を受け取ることができます。
そこには価値があります。
ただし、現金5億円を任されて市場で運用することとは違います。
また、「プロトレーダー」の認定にも独自の基準があります。
審査合格には意味があります。
しかし、その全員が長期的に利益を残しているとまでは言えません。
そして、FX SPACEの学習ルートにはFintokeiへの導線があり、Fintokeiには紹介報酬制度が存在します。
これも公開情報から確認できることです。
ただし、よすが氏が実際に紹介報酬を受け取っているかどうかは別問題。
確認できないことを、確認できたように書くつもりはありません。
では、よすがFXに価値がないのか。
私は、そうは思いません。
基礎から学びたい。
一人では継続できない。
他人から添削してほしい。
損失制限を守る訓練をしたい。
そういう人には、学習環境として検討する余地があるでしょう。
ただし。
プロという肩書きを手に入れることと、相場から継続的に利益を残せることは、同じではありません。
さらに、プラン購入や再挑戦にお金がかかる以上、学ぶ側にも資金管理が必要です。
FXを学ぶために、何度もお金を払う。
その一方で、実際の利益はなかなか残らない。
それでは本末転倒です。
資金管理を学ぶために、学習費用の資金管理が崩れてしまっては笑えません。
私なら、まず無料のコンテンツを確認します。
それを自分のチャートで試す。
取引ルールを作り、結果を記録する。
必要なら、有料の指導を検討する。
そして、Fintokeiに挑戦するなら、仮想取引の仕組み、報酬条件、購入費用、再挑戦の上限を理解してから判断します。
最後に、もう一度。
5億円という数字に酔うな。その5億円が何のお金なのかを見ろ。
肩書きより、中身。
輩出人数より、継続して利益を残せるか。
派手な成功談より、自分の口座に残るお金。
FXは、(自称)プロと呼ばれた人が勝つゲームではありません。
損失を管理し、期待値のある取引を積み重ねた人が、利益を残していく世界です。
そこを忘れずに、自分の判断で選んでほしいと思います。
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