
「見つけた」
「何を」
「勝率100%」
「何の」
「XMのコピートレード」
「へえ」
「投資する」
「早いな」
「100%だぞ?」
「うん」
「100」
「聞こえてる」
「%」
「分けて言うな」
「負けない」
「そこまでは言ってない」
「100%なのに?」
「その100%が何を表してるのか、
まず見ようよ」
「勝率」
「そこだけは合ってる」
XMコピートレードは勝率100%なら安全?
「じゃあ聞くけど」
「どうぞ」
「最大ドローダウンは?」
「……」
「知らない?」
「100%」
「それ勝率」
「最大ドローダウンも100%?」
「それはもう大惨事だよ」
「じゃあ0%」
「当てるな」
「次」
「平均利益と平均損失は?」
「100%」
「万能回答にするな」
「勝率が100%なら、
平均損失いらなくない?」
「その発想がもう怖いんだよ」
「負けないんだから」
「負けてないように見えてるだけかもしれないだろ」
「どういうこと?」
「未決済ポジションは?」
「……」
「見た?」
「見なくてもいいかなって」
「なんで」
「100%だから」
「数字一個で視野が全部ふさがってるぞ」
XMコピートレードで勝率を見る時の注意点
「でもさ」
「うん」
「勝率100%って、
やっぱりすごいだろ?」
「すごく見える」
「見えるじゃなくて、
すごい」
「だから、
中身も見ようって話」
「お前、
疑い深いな」
「投資だからな」
「恋愛だったら嫌われるぞ」
「これは恋愛じゃない」
「相手の過去を調べる」
「運用履歴な」
「金遣いを見る」
「資金管理な」
「怒った時の性格を見る」
「損失時の運用方針な」
「ほぼ結婚じゃん」
「むしろ金を預けるんだから、
そのくらい見ろ」
「じゃあ好きな食べ物も?」
「それはいらない」
「GOLD」
「銘柄を食べ物みたいに言うな」
勝率100%でも未決済ポジションは確認する
「で、
未決済ってそんなに大事?」
「大事」
「まだ決済してないんだろ?」
「そう」
「じゃあまだ負けてない」
「含み損があっても?」
「決済してない」
「マイナス500ドルでも?」
「決済してない」
「マイナス1000ドルでも?」
「決済してない」
「お前、
急に目が据わってきたぞ」
「勝敗は確定してない」
「理屈は分かるけど」
「なら勝率には入らない」
「……」
「……」
「じゃあ俺も」
「何」
「負けてるトレード、
全部決済しなければ」
「やめろ」
「勝率100%?」
「口座が先に終わるわ」
「でも数字上は」
「数字と一緒に資金も見ろ」
「勝率100%のまま退場」
「一番悲しい100%だよ」
XMコピートレードではナンピンや損切り方針も見る
「じゃあ、
未決済を見る」
「うん」
「ほかは?」
「ナンピンするか」
「ナンピン」
「損切りするか」
「損切り」
「含み損をどこまで持つのか」
「細かいなあ」
「大事だよ」
「勝率100%なのに?」
「また戻った」
「だって負けてないんだぞ」
「例えば、
下がるたびに買い増してるかもしれない」
「戻れば勝ち」
「戻らなかったら?」
「……」
「どうする?」
「もっと買う」
「質問の意味分かってる?」
「平均価格が下がる」
「ポジションは増える」
「戻りやすくなる」
「必要な戻り幅は小さくなるけど、
リスクも増える」
「じゃあまた買う」
「ナンピンから離れろ」
「戻れば全部勝ちになる」
「戻ればな」
「戻るまで待つ」
「その『まで』が問題なんだよ」
最大ドローダウン0%なら低リスク?
「でも最大ドローダウン0%って書いてあったら?」
「それも確認材料にはなる」
「ほら」
「何が」
「0%」
「うん」
「ゼロ」
「聞こえてる」
「無傷」
「そうとは限らない」
「また?」
「表示されている数字が、
その運用のリスク全部を表しているとは限らないから」
「お前、
数字に厳しくない?」
「お前が数字に甘すぎる」
「100%は疑う」
「中を見る」
「0%も疑う」
「中を見る」
「何%なら信じるんだよ」
「%を信じるんじゃなくて、
運用を見るんだよ」
「面倒くさい」
「投資だぞ」
「もっとこう、
パッと決めたい」
「競馬新聞じゃないんだから」
「◎とか付けてくれればいいのに」
「ストラテジーに本命印つけるな」
XMコピートレードは勝率だけで選ばない
「分かった」
「本当に?」
「勝率だけでは決めない」
「うん」
「最大ドローダウンを見る」
「うん」
「未決済を見る」
「そう」
「ナンピンするか見る」
「そう」
「損切り方針を見る」
「そう」
「平均利益と平均損失も」
「そう」
「投資家数とか、
運用期間とかも?」
「見る」
「成功報酬も?」
「見る」
「……」
「どうした」
「勝率以外、
めちゃくちゃ見るじゃん」
「だから最初から言ってるだろ」
「俺、
100%見つけた時点で仕事終わったと思ってた」
「そこから仕事始まるんだよ」
XMコピートレードの勝率100%表示を実際に見ると?
「ちなみに」
「何」
「本当に勝率100%って表示されるストラテジー、
あるの?」
「ある」
「ほら!」
「立ち上がるな」
「実在するんだろ?」
「する」
「100%」
「だから座れ」
「見せて」
「実際に勝率100%と表示されていたXMのコピートレードも確認したことがある」
「やっぱりあるじゃん」
「ただし、
勝率だけ見て終わりじゃない」
「最大ドローダウン」
「見る」
「未決済」
「見る」
「ナンピン」
「見る」
「損切り」
「見る」
「運用方針」
「見る」
「……」
「どうした」
「100%って、
思ったより忙しいな」
「数字一個見て終わろうとしたからだよ」
勝率が高くても、損失をどう処理するかを見る
「でもさ」
「うん」
「536回勝って、
1回しか負けてないとかだったら」
「かなり高い勝率だな」
「お前でも気になるだろ?」
「まあ、
数字だけ見れば気になる」
「……今、
言った?」
「何を」
「気になるって」
「言ったけど」
「ほら」
「何がほらだよ」
「100%の力」
「100%じゃないだろ、
今の例」
「でも536勝1敗」
「……」
「どう?」
「……まあ」
「どう?」
「ちょっとだけ見せて」
「お前も来たじゃん!」
「違う。
確認するだけ」
「さっき俺もそう言った」
「言ってない」
「顔がもう投資する顔だぞ」
「どんな顔だよ」
「入金前の顔」
「そんな顔あるか」
「ほら、
最大DDも見て」
「うん」
「未決済も」
「うん」
「運用方針も」
「うん」
「勝率は?」
「もういい」
「536勝1敗」
「聞いてない」
「ほぼ100%」
「耳元で言うな」
XMコピートレードで見るべきなのは、勝ち方だけではない
「結局さ」
「うん」
「勝率が高いこと自体は、
悪くないんだよな?」
「もちろん」
「じゃあ何が問題なの?」
「勝率が高いからという理由だけで、
ほかを見なくなること」
「あ」
「勝ち方を見る」
「うん」
「でも、
負けた時にどうするかも見る」
「損切りするのか」
「そう」
「ナンピンするのか」
「そう」
「含み損を長く持つのか」
「そう」
「資金追加が必要になる可能性はあるのか」
「そう」
「……」
「何」
「勝率って、
入口だったんだな」
「そういうこと」
「俺、
玄関だけ見て家買おうとしてた」
「かなり近い」
「玄関、
100%だったから」
「何が100%なんだよ」
「玄関率」
「存在しない指標を作るな」
XMコピートレードは数字を一つずつ組み合わせて見る
「よし」
「うん」
「もう大丈夫」
「何が」
「勝率だけでは決めない」
「うん」
「100%でも飛びつかない」
「そう」
「90%でも、
中身を見る」
「そう」
「80%も?」
「見る」
「70%」
「見る」
「50%」
「内容による」
「30%」
「内容による」
「10%」
「かなり気になるけど、
一応中身は見る」
「1%」
「逆に何してるのか気になるな」
「0%」
「それはちょっと止まれ」
「数字だけで決めないんじゃなかったの?」
「0%は一回止まらせてくれ」





