FXのブレイクアウトは高値を抜けたら買い?飛び乗る人が見落としている「抜けた後」

高値を抜けた。

ブレイクアウト。

買い。

……いや、早いんですよ。

そんなに急いで、どこへ行くんです?

確かに、高値を抜けた。

そこまでは事実です。

でも、
「高値を抜けた」と「ここから買える」は別の話です。

FXでは、ここがよく一緒にされます。

レジスタンスを抜けた。

レンジ上限を抜けた。

直近高値を更新した。

すると突然、

「上に行くことが確定した」

みたいな顔をする。

誰が確定したんでしょうか。

相場は一言もそんなこと言ってません。

ところが今日も、
チャートの前には一人の男がいる。

高値に水平線を引き、
じっとその時を待っている。

――BGM「情熱大陸」、静かに入る。

男は言う。

「ここを抜けたら、ブレイクアウトです。」

その目に迷いはない。

価格が高値に近づく。

あと3pips。

2pips。

1pips。

抜けた。

男の右手が動いた。

成行買い。

その5分後。

価格は何事もなかったように、
元のレンジへ戻ってきた。

男はチャートを見つめ、
小さくつぶやいた。

「ダマシか……。」

――。

いや。

ちょっと待ってください。

誰が、いつ、
「高値を抜けたらそのまま上がる」と約束したんです?

ブレイクアウトという考え方が悪いわけではありません。

問題は、
抜けた瞬間だけを見て、その先まで勝手に決めてしまうことです。

飛び乗る前に、ここだけは見てください

高値を抜けた瞬間だけ見てエントリーすると、肝心なところを見落とします。

  • FXのブレイクアウトとは何か
  • 高値・安値を抜けた後に見るポイント
  • ダマシとヒゲ・終値の考え方
  • リテストを待つ意味
  • エントリーと損切りの考え方

「抜けた」だけで終わらせず、その後まで見ます。

ただし、
「本物のブレイクアウトを100%見抜く方法」は出てきません。

そんなものがあるなら、
私も教えてほしいです。

見るのは、
もっと現実的なところです。

抜けた後、価格がどう振る舞っているのか。

ここからです。

FXのブレイクアウトとは?高値・安値を抜けるだけではない

FXのブレイクアウトとは、

  • それまで意識されていた高値・安値
  • サポート・レジスタンス
  • レンジの上限・下限

などを価格が突破する値動き。

何度も止められていた高値を上へ抜けた。

何度も支えられていた安値を下へ抜けた。

それまで越えられなかった場所を、
価格が越えた。

だから、

高値を抜けたら買い。

安値を抜けたら売り。

これがブレイクアウトの基本的な考え方です。

ここまではいいんです。

問題は、
この先。

高値を抜ける。

すると突然、
チャートの右側にまだ描かれていない未来まで見え始める。

「これは走る。」

「次の高値まで行く。」

「上昇トレンド開始。」

待ってください。

確認できたのは、
高値を抜けたことだけです。

その後も上がり続けることまで、
確認できたわけではありません。

そのまま走る。

いったん止まる。

戻ってから再び伸びる。

何事もなかったように、
元のレンジへ帰ってくる。

全部あります。

なのに、
高値を1回抜けただけで、

「はい。上昇継続。」

とジャッジしたくなる。

ジャッジが早いんですよ。

ローソク足1本に、
その後の人生まで背負わせないでください。

ブレイクアウトで見るべきなのは、
線を越えた瞬間だけではありません。

越えたあと、その価格帯がどう扱われるのか。

ここからが本番です。

FXは高値を抜けたら買い?ブレイクアウトで飛び乗ると危ない理由

FXのブレイクアウトは高値を抜けたら買い?飛び乗る人が見落としている「抜けた後」_FXは高値を抜けたら買い?ブレイクアウトで飛び乗ると危ない理由の図解

高値・安値を抜けても、そのまま伸びるとは限らない

高値を抜けた。

だから買う。

理屈は分かります。

実際、
高値を抜けたあとに買いが加速し、
そのまま走る場面もあります。

だからこそ、
ブレイクアウトは魅力的です。

目の前で動き始める。

乗り遅れたくない。

今入らないと、
置いていかれそう。

……分かります。

私も、あの瞬間は嫌いじゃありません。

チャートが、

「ほら。行くぞ。」

と言っているように見える。

ただし。

チャートは喋ってません。

こちらが勝手に字幕を付けています。

目立つ高値や安値の周辺には、
新規の注文だけでなく、
その付近を損切り位置にしていた注文も入りやすくなります。

それらを巻き込んで、
一気に価格が走ることもある。

でも、
勢いが続くとは限りません。

高値を抜けた。

勢いよく伸びた。

そして――

戻ってくる。

さっきまであれだけ威勢が良かったのに。

普通に帰ってくる。

いわゆる
ダマシのブレイクアウトです。

すると、

「騙された。」

となる。

本当にそうでしょうか?

相場が、

「この高値を抜けたら、ここから30pips上昇します」

と契約書を出したわけではありません。

高値を抜けた。

そこまでは相場がやったこと。

「このまま上がる」と続きを書いたのは、こちらです。

ダマシを完全に避けることはできません。

でも、
戻されるたびに

「また相場に騙された。」

で終わっていたら、
見る場所はずっと同じです。

抜けた瞬間の派手さより、その後を見る。

ここを変えます。

ブレイクした時には、すでに値幅を使っていることもある

もう一つ、
見落としやすいところがあります。

その高値へ来るまで、どれだけ走ってきたのか。

かなり下から上昇してきた。

陽線。

陽線。

また陽線。

そして、
直近高値を突破。

強い。

ものすごく強そうです。

でも、

ここまで上がってきたんですよね?

高値を抜けた瞬間だけ見れば強い。

しかし、
そこまでにかなり値幅を使っていれば、
新規で入るには位置が悪くなっていることもあります。

さらに、
少し上に次のレジスタンスがある。

利確候補まで10pips。

損切り候補まで30pips。

それでも、

「ブレイクしたから買い。」

……ブレイクしたことしか見てません。

方向が合っていても、
入る場所が悪ければ普通に苦しくなります。

だから私は、

「上に行きそうか」

と、

「今ここから買えるか」

を分けます。

似ています。

でも、
同じではありません。

ブレイクアウトのダマシはなぜ起こる?「抜けた後」を見る

ヒゲだけ高値・安値を抜けた場合

ブレイクアウトでよく問題になるのが、
ヒゲだけ高値・安値を抜けた場合です。

高値に近づく。

抜ける。

一瞬、
上へ伸びる。

「来た。」

と思ったら、
戻される。

ローソク足が確定した頃には、
高値の下。

さっきのブレイク、
どこへ行ったんでしょうか。

ヒゲだけ置いて帰ってきました。

重要なのは、
価格が一瞬だけ線の向こう側へ行ったことではありません。

その向こう側で値動きが続くのか。

ここです。

数pips高値を更新した。

「ブレイク確認!」

……確認できたのは、

数pips高値を更新したこと。

以上です。

まだ未来は付いてきていません。

終値で抜けてもダマシになることはある

では、
終値で抜けるまで待てばいいのか。

これは、
一つの判断材料にはなります。

一瞬ヒゲだけ抜けて戻った値動きと、
ローソク足が確定するまで高値の外側に残った値動き。

私は同じものとしては見ません。

ただし、

「終値で抜けたから本物」

まで行くと、
また話が変わります。

終値が高値の上で確定した。

その次の足で戻された。

普通にあります。

終値は確定しました。

未来までは確定していません。

ヒゲなら偽物。

終値なら本物。

そんな便利な仕分けができるなら、
誰もダマシで困りません。

終値確定は、
判断材料の一つ。

合格通知ではありません。

ブレイク後に元のレンジへ戻る動きをどう見るか

では、
何を見るのか。

かなり単純です。

抜けたあと、どこにいるのか。

高値を抜けた。

その後も高値の上で推移している。

一度戻された。

でも、
それまで高値だった付近で止まり、
再び上を試している。

これなら、
少なくとも

「一瞬だけ線を越えて終了」

とは違います。

逆に、
高値を抜いた直後から失速。

元のレンジへ戻る。

さらに下へ押し込まれる。

それでも、

「いや、一度ブレイクしたから上目線。」

と粘る。

……。

今、目の前で戻ってますけど。

過去のブレイクに、
そこまで忠誠を誓う必要はありません。

新しい値動きが出たなら、
新しい情報として見ればいい。

ブレイクアウトは、
線を越えた瞬間の記念撮影ではありません。

抜けた。

残った。

戻された。

戻ってから、
もう一度進んだ。

そこまで見て、一つの値動きです。

FXのブレイクアウトでエントリーする前に確認したいこと

では、
実際に何を見るのか。

ポイントは、
ブレイクそのものより周辺の状況です。

どの高値・安値、サポート・レジスタンスを抜けたのか

まず、
何を抜けたのか。

5分前につけた小さな高値なのか。

何度も止められている高値なのか。

1時間足でも意識されている水準なのか。

前日高値なのか。

同じ「高値抜け」でも、
意味は同じではありません。

チャートに山がある。

高値を抜けた。

はい、ブレイクアウト。

ではありません。

山なら何でも重要というわけではない。

小さな起伏まで全部拾ったら、
チャートはブレイクアウトだらけになります。

次のサポート・レジスタンスまで値幅が残っているか

次に、
抜けた先の余白を見ます。

高値を抜けた。

でも、
10pips上に次のレジスタンス。

損切り候補までは30pips。

それでも買うのか。

ここです。

トレードするのは、
「ブレイクした」という事実ではありません。

そこから先の値幅です。

どこまで伸びる余地があるのか。

どこで止まりそうなのか。

どこまで逆行したら、
見立てを捨てるのか。

ここまで見て、
ようやくエントリーを考えます。

ブレイク前にどれだけ走ってきたか

そして、
ブレイク地点だけ見ない。

そこまでの助走も見ます。

少しずつ高値へ近づいているのか。

それとも、
すでに大きく上昇した最後に高値を抜いたのか。

同じブレイクでも、
位置は違います。

チャートの右端だけ見れば、

「今、抜けた。」

しか見えません。

でも、
左にはちゃんと履歴があります。

どこから来て、どれだけ動いて、今どこにいるのか。

最後のローソク足だけで決めないことです。

ブレイクアウト後のリテストを待てばダマシを避けられる?

ここまで読むと、

「じゃあ、リテストを待てばいいんですよね?」

となりそうです。

……また、
正解を一個にしようとしてません?

ブレイクアウト後、
一度抜けた水準まで価格が戻り、
再びブレイク方向へ進む。

こうした動きは、
リテストやリターンムーブと呼ばれます。

レジスタンスがサポートへ変わるリターンムーブ

それまでレジスタンスだった高値を上抜ける。

その後、
一度戻ってくる。

以前の高値付近で止まり、
再び上へ向かう。

こうした動きなら、

「抜けた水準が、今度は下値を支えているのかもしれない」

と考える材料になります。

ブレイクした事実だけではなく、
その水準が、その後どう扱われているかを見る。

この記事でずっと言っているのは、
これです。

ただし、

一度止まった。

だから絶対に再上昇。

ではありません。

サポート候補になった。

そこまでです。

リテストせずに、そのまま伸びる相場もある

そして困るのが、
戻ってこない相場です。

高値を抜ける。

リテストを待つ。

10pips上がる。

待つ。

20pips。

待つ。

30pips。

戻ってこない。

すると、

「取れなかった……。」

となる。

大丈夫です。

0円です。

口座からは、
1円も減っていません。

リテストを待った。

戻らなかった。

入れなかった。

それは、
損失ではありません。

戻ってこなければ見送るという選択肢

100pips上がった。

「100pips取り逃した。」

違います。

元から取ってません。

そして、
失ってもいません。

チャートに存在した値幅を、
全部取る権利なんて最初からありません。

問題は、

「さっき入れなかった。」

「次こそ乗らないと。」

と、
次のブレイクで前のめりになることです。

戻ってこなければ、
見送る。

条件が揃わなければ、
何もしない。

地味です。

映えません。

でも、
取引しなかったトレードに損失は出ません。

上位足と下位足でブレイクアウトの意味は変わる

ブレイクアウトを見る時は、
どの時間足を見ているのかも重要です。

5分足では高値を抜けた。

でも、
1時間足ではレンジの真ん中。

普通にあります。

逆に、
1時間足の重要な高値を抜けたあと、
5分足で押しや戻りを見る。

これもあります。

大事なのは、
時間足ごとの役割を混ぜないことです。

そして、
ブレイクした後に不安になって、

5分足。

15分足。

1時間足。

4時間足。

日足。

と、
欲しい答えが出るまで探さない。

それは環境認識ではありません。

自分を安心させる材料探しです。

どの時間足の、
どの水準を見るのか。

先に決めておいた方がシンプルです。

もし、
「結局、何分足を見ればいいんです?」

となっているなら、
ブレイクアウト以前に、
時間足の役割を一度整理した方が早いです。

ブレイクアウトの損切りはどこ?入る前に撤退条件を決める

ブレイクアウトで考えるのは、
エントリーだけではありません。

どうなったら、このブレイクは失敗だったと判断するのか。

ここまで先に決めます。

高値を抜けたから買った。

戻ってきた。

元のレンジへ入った。

さらに下へ押された。

それでも、

「一度ブレイクしたから大丈夫。」

……。

そのブレイク、もうどこにいます?

もちろん、
損切り幅を一律に

「ブレイク地点から10pips」

とは決められません。

通貨ペア。

時間足。

値動きの大きさ。

トレードスタイル。

条件によって変わります。

大事なのは、
入ってから撤退条件を作り直さないことです。

エントリー前は、

「ここを割ったら終了。」

だった。

実際に割れると、

「いや、この下のサポートまでは。」

さらに下がると、

「4時間足ではまだ上。」

その次は、

「日足では……。」

……。

ブレイクアウトより、
損切りラインの方がどんどんブレイクしています。

これでは意味がありません。

どうなったら入るのか。

どうなったらやめるのか。

この二つは、
セットです。

私がFXのブレイクアウトで確認していること

最後に、
私がブレイクアウトを見る時のポイントをまとめます。

ブレイクアウトで確認するポイント

  • 何を抜けたのか。その高値・安値・サポート・レジスタンスに意味があるか
  • どの時間足のブレイクを見ているのか
  • ブレイクするまでに値幅を使いすぎていないか
  • 次の抵抗帯・支持帯まで余地があるか
  • 抜けた後、その水準の外側に残れているか
  • 一度戻った時、元の水準でどう反応しているか
  • どこまで戻ったらブレイク失敗と判断するか

この7つを確認したから、
勝てる。

ではありません。

未来は分かりません。

できるのは、

「絶対に上がる場所を探す」

ことではなく、

ここなら入る。

ここまで来たらやめる。

を決めることです。

上がることもある。

戻されることもある。

それを前提に入る。

ブレイクアウトだけ、
未来が分かる必要はありません。

FXのブレイクアウトに関するよくある質問

ブレイクアウトは終値で確定するまで待った方がいいですか?

終値まで待つのは、
一つの判断方法です。

ヒゲだけ一瞬抜けて戻る動きと、
ローソク足が確定するまで水準の外側に残る動きでは、
私は同じようには見ません。

ただし、
終値で抜けたから本物と決まるわけではありません。

次の足で元のレンジへ戻ることもあります。

終値確定は、
ダマシを完全に消す方法ではなく、
判断材料を一つ増やすものと考えた方がいいです。

本物のブレイクアウトとダマシを見分ける方法はありますか?

事前に100%見分ける方法はありません。

あれば、
ブレイクアウトで苦労する人はいなくなります。

見るなら、

  • 終値が水準の外側に残っているか
  • 抜けた後も値動きが続いているか
  • 元のレンジへすぐ戻っていないか
  • リテストした水準で支えられる、または抑えられるか
  • 次のサポート・レジスタンスまで余地があるか

といった点です。

ただし、
これらも未来を保証する条件ではありません。

ブレイクアウト後はリテストを待った方がいいですか?

リテストを待つ方法はあります。

たとえば、
レジスタンスを上抜けたあと、
その水準まで戻って再び支えられる。

こうした動きなら、
ブレイクした水準がその後どう扱われているのかを確認できます。

ただし、
リテストせずにそのまま走る相場もあります。

戻ってこなければ、
入れないこともある。

それもトレードです。

ブレイクアウトした瞬間に飛び乗るのはダメですか?

必ずダメとは言えません。

ブレイク直後に入るトレード方法もあります。

ただ、
飛び乗るなら、
その分だけダマシや急な戻りを受ける可能性も考えておく必要があります。

重要なのは、

「ブレイクしたから入った」

だけで終わらせないことです。

どこまで戻ったらやめるのか。

損切りまでの距離はどれくらいか。

次の抵抗帯まで値幅が残っているか。

そこまで含めて判断します。

ブレイクアウトはどの時間足で見るのがいいですか?

一律に
「この時間足が正解」
とは言えません。

スキャルピングなのか。

デイトレードなのか。

数日持つのか。

狙う値幅や保有時間によって、
見る時間足は変わります。

大事なのは、
ブレイクした後に都合よく時間足を変えないことです。

最初から、
どの時間足のどの水準を基準にするのかを決めておいた方がシンプルです。

FXのブレイクアウトと相性の良いインジケーターは?ボリンジャーバンドは使える?

あります。

中でも、
ボリンジャーバンドはブレイクアウトと相性の良いインジケーターの一つです。

特に見やすいのが、
スクイーズからエクスパンションへ移る場面です。

バンド幅が狭くなり、
値動きが小さくなっていたところから、

バンドが広がりながら価格が外側へ動き始める。

こうした場面では、
ブレイクアウト後に値動きが加速する可能性を考える材料になります。

また、
ブレイク後に価格が±2σ付近に沿って動く
バンドウォークが見られることもあります。

ただし、

ボリンジャーバンドを抜けた=ブレイクアウト成功

ではありません。

バンドの外へ出ても、
すぐ内側へ戻ることはあります。

だから私は、
ボリンジャーバンドだけで
「本物かダマシか」を決めません。

高値・安値、
サポート・レジスタンス、
抜けた後の値動き、
次の抵抗帯までの余地などと合わせて見ます。

経済指標の直後のブレイクアウトは狙ってもいいですか?

狙う手法自体はあります。

ただし、
重要指標の直後は値動きが急激になりやすく、
スプレッド拡大やスリッページも起こりやすくなります。

一瞬高値や安値を抜けたあと、
大きく反対へ戻ることもあります。

普段のブレイクアウトと同じ感覚で、

「抜けた。買い。」

と扱うのは危険です。

ブレイクアウトの損切りは何pipsが目安ですか?

一律のpips数では決められません。

通貨ペア、
時間足、
ボラティリティ、
ブレイクした水準によって変わります。

私なら、

「何pipsなら耐えられるか」より、
「どこまで戻ったら最初の見立てが崩れるか」

を先に考えます。

その位置までの距離が大きすぎるなら、
ロットを落とす。

それでもリスクが合わないなら、
見送る。

無理に損切り幅を狭くしてまで入る必要はありません。

ブレイクアウトは初心者でも使えますか?

考え方自体は分かりやすいです。

高値を抜けたら上方向。

安値を抜けたら下方向。

見た目はかなりシンプルです。

ただし、
シンプルだから簡単に勝てるわけではありません。

どの高値・安値を見るのか。

ヒゲをどう扱うのか。

抜けた後に何を見るのか。

どこで失敗と判断するのか。

実際のトレードでは、
その先の判断が必要になります。

だからこそ、
最初から

「ブレイクしたら即エントリー」

だけで覚えない方がいいです。

まとめ|「高値を抜けた」と「ここから買える」は別

高値を抜けた。

ブレイクアウト。

買い。

……ではなく。

で、その後は?

どこを抜けたのか。

そこまで、
どれだけ走ってきたのか。

抜けた先に余地はあるのか。

外側に残れているのか。

戻った時、
どう反応しているのか。

そして、
どこまで戻ったら見立てを捨てるのか。

ブレイクアウトで見るべきなのは、
線を越えた瞬間だけではありません。

むしろ、
その後です。

高値を抜けた瞬間は、
派手です。

入りたくなります。

分かります。

でも、
そこで数秒待ったからといって、
トレーダー失格にはなりません。

むしろ、

抜けた瞬間しか見ない方が、
よほど忙しい。

最後に一つだけ。

「抜けた」と「入れる」は別。

ブレイクアウトを見るたびに飛び乗る前に、

その後、何が起きているのか。

せめて、
そこまで見てからでも遅くありません。