トレンドとFXと投資家心理学と経済学と金融理論はどんな情報発信者が唱えているか?

FXの基本に立ち戻る。やはりトレンド

MT4インジケーターやアプリ、テクニカル指標は多くありますが、
これらはあくまで補助という位置づけです。

ADX(勢い指標)やストキャスティクス(売られすぎ・買われすぎ指標)、
あるいは、MACD(マックディー)はどうでもいい気もしてます。

実際、リアルトレードで勝っているトレーダー達は、
これらを無視
して解説していることが、よーくあります。

心理学とトレンド

解説とはツイッターでもYouTubeでも、書籍でもブログでもDVDでも、
FX情報商材でもNoteでもそうです。

正確に言うと、それ程気にしていない感じ。

私もそうです。
これらは当然大事ですが、それよりも、もっと大切なことがあります。

FXで勝つために。
勝ち続けるために。

それが相場の背景であったり、環境認識であったり、
身に付けないと勝てない感覚的なシナリオというか。

投資用語に置き換えると「トレンド」になりますか。

ってか、トレンドが分かっていないと、
注文も利益確定もストレスになります。

流れやその意味が分かっていないと、自分がやっていることが分かりません。

例えば、上昇トレンドって一口にいっても、
単になんとなーく、上昇しているわけではないのです。

安値が前回安値を上回り、高値も前回高値を上回る。
これが続くと上昇トレンド。

こういうことが分かっていないと、
注文も利食いもホールドするのにも、自信が持てない。

背景的な根拠がないので、上がったり、下がったりした理由が分からず、
結局のところ、次に繋がらない。

運任せだから、勝ち続ける事ができない。

特に、サポートラインやレジスタンスラインは、
多くのトレーダーが意識している訳ですから、実際に機能もしています。

反発したり、ブレイクしたりとね。

サポートラインやレジスタンスラインが理解できていると、イライラしません。
トレンドが分かっていると、ストレスフリーになります。

トレンドが分かるとストレスフリーになる

そして、トレンドは全てチャート上に表示されているのです。

トレンド相場と経済学・心理学

グラフの上がり下がりや現象だけを、こちょこちょ分析してもダメです。

例えば、バブル。
これは当たり前ですが、人間が引き起こしている。

そこを無視しては、本質的な部分は見えてこないのです。

単純な例を出しましょうか。

リンゴの値段が100円下がりました。

つまり、安くなったもんだから、たくさんの人がリンゴを欲しくなって、
そうしたら需要が喚起されました。

リンゴがたくさん売れて、リンゴの数が減って、
やがて再び値段が上がりました。

そうしてリンゴの値段が上がれば、今度は需要が減退して
多くの人はリンゴを買わなくなって、再び値段が下がりました。

これが、経済学的な説明です。

実際に、古典的な経済学では、これを「真」としていますし、
その前提でほとんどの理論を構築しています。

では、次に、この説明を読んでください。

リンゴの値段がグングン上がっています。
だから、ヤバいヤバい、とりあえず今のうちに買っておこう。

ということで、みんながリンゴをとりあえず買うから、
ますます値段が上がります。

と、さらに加速して値段が上がるので、ますます多くの人が
リンゴを買いたくなります。

では今度は、リンゴの値段がグングン下がっているとします。

今持っているリンゴを今のうちに売らないと、
損をしてしまうかもしれない。

どこまで下がるか分からないから。

ってことで、さあ、みんなが自分のリンゴを売りに走りました。
みんながどんどん売るから、ますますリンゴの値段が下がります。

と、さらに加速してリンゴの値段が下がるので、
ますます急いで売りたくなるわけです。

これが、心理学的な説明です。

両方を比較して、どうですか?

簡単に言えば、経済学は、
「値段が上がれば人は売る。下がれば買う。」

と説明しているのに対し、心理学は

「値段が上がれば人は買う。下がれば売る。」
と説明しています。

全く逆のことを言っていますね。

これを見ただけで、単純明快、現在の経済学や金融理論に、
非常に重大な「落とし穴」があるということが分かるのではないでしょうか。

もし確かめたければ、何かしら、経済やバブル、恐慌に関して
書かれた本を読んでみてください。

驚くくらい、心理的な側面が軽視されていますから。

「それが、何か? FXと関係あるんですか?」

「自分アホちゃう? 話の流れからして、めっちゃあるやん!」
「トレンドと関係、大ありやん!!」

ファンダメンタルズ分析で分かった気になる人達

ファンダメンタルズ分析のヤバい点は、以下と似ています。

  • コロナ(免疫学、検査学)
  • ウクライナ(戦争・歴史)
  • 統一教会(宗教)
  • 原発(エネルギー)
  • 経済(統計学・心理学)

少しかじったり、専門外専門家の意見を鵜呑みにして
勉強した気分になり、その気になってしまうことです。

なんとなく、「分かった」気になる。

これは2ch開設者で、論破王の異名をとる、ひろゆき氏など
多くの著名人・有名人が(半ば揚げ足取りで)言っている事ですが・・・。

『経済学の専門家はビジネスで成功していない』

『学校の教師は社会経験がないから、生徒は言う事を聞かない。
 逆に見抜かれている(舐められている)』

絶対にこうすれば成功するなんて法則は
社会にはないのです。

FXはリアルマネー(実弾)を実際に使用しないと勝てるようにはならない

全ての人に絶対に似合う服装とかないですよね?

FXに例えると、使えない知識で頭デッカチになっても、
活かさない・活かせないのならば、その知識は無意味ですよってこと。

FXで勝てない人はこれにハマります。
ハマり続けています。「逆張り」し続けて、失敗を重ねています。

化粧や絵画と同じで、失敗に失敗を上塗りしてもムダです。
気持ちは分かりますが・・・。

残念な結果になります。

理由はセンスがないから。

ファンダメンタルズとはあくまで「解釈」です。
「正解」ではありません。

正しい答えがないのに、正しい答えを求めるので、
「自分に都合の良い答え」になります。

ファンダメンタルズって滅茶苦茶難しいし、
経済学や統計学はめっちゃ複雑です。

オンラインセミナーを丸2日間受講したくらいでは
身に付けられません。(私、統計学の専門家の研修受講経験あります)

なので、素人が手を出して、切り抜き情報集めても気持ちよくなるだけです。

ファンダメンタルズ分析はテクニカル分析を踏まえた上での補助ですよ。
勝っている個人投資家の主流であり、ほぼ常識です。

「どのテクニカル分析がオススメですか?」

実弾です。

エコノミストやアナリスト、ストラテジストは
テレビのコメンテーターと同じです。

サッカーを実際にやることと、観戦しながら、後付け評論で、
〇〇通訳が実は~とか言っても、後から分かった結果論です。

分かります?

その人たちは自分のお金(リアルマネー)をリスクにさらしていません。
予測をすることで、対価を得ているのです。

ポジショントークです。

良くありますよね。

『経済指標的に考えると、〇〇円まで下がった場合はロングエントリーを考慮して、
〇〇円まで上がった場合はショートを視野に入れます。』

肝心の「〇〇までの過程」が、重要なのに、
前提をぶっ飛ばし、その先の話をして楽しんでいる。

要人の発言が・・・、日銀の介入が・・・系です。

信頼できる情報発信者とは誰か?

自分のお金をリスクにさらしてトレードに挑む緊迫感の共有。

シリアスな孤独感の中、結果として利益が出ている個人投資家。

なので、少なくとも私は
2007年くらいからは個人投資家の意見を尊重すべきと考えています。

FXは自分で情報を分析して戦略を立て、資金量やレバレッジを調整して
勝負するものです。

他人の情報に乗るだけで、自分で考えるのが面倒なら
勝てませんよ。

FXは投資なので、その人のライフスタイルに依存します。

24時間チャート監視できませんし、他人と自分では、
チャートを見ている時間帯も全然違います。

本気でFXで勝ちたいと願うなら、他人事のままでは無理難題の無謀です。
厳しいようですが、これが現実です。

価格が動く情報の全て。それはチャートに織り込まれているので

チャートには市場参加者の投資家心理が反映されています。

ローソク足の動きには様々な情報が「織り込み済み」です。

雇用統計もGDPも要人発言、中央銀行の金融政策も
大口投資家の動きも、全てチャートには「織り込み済み」。

チャートは生きています。
生き物です。魔物です。

その息遣いを感じ取れるくらい、チャートと真摯に向き合いましょう。

そのためには、少額でも良いので、自分のお金(リアルマネー)を使うことです。
自分事になるからです。

  1. お金をかけた心理状態でチャートと向き合う

  2. 自分と同じ人間である、他のトレーダーがどんなことを考えているのか?

  3. 大衆心理が分かるようになってくる

  4. トレンドが分かる


追伸:

ファンダメンタルズ分析を否定しているわけではありません。
当然、チェックはすべきですから。

惑わされていてはいけませんよ、という話です。
インサイダー的な発想は誤りです。

極秘情報を先に手に入れるなんて、個人投資家には無理ゲーです。
出来る事は、誰もが手に入る情報を正しく分析し、トレードに活用するスキルです。

自分のお金でトレードをしながら、必要なスキルとメンタルの
両方を身に付ける事です。

ストレスはパフォーマンスに影響するので、
リアルトレードで勝つためには、実はメンタルが必須です。(必要十分条件)