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未来予測チャートは本当に未来が予測出来るのか?

星占いや預言者を信じているなら、それを否定する事はしませんが、
未来を予言することは誰にも出来ません。(量子論で証明済み。長くなるので省きます)

未来の予測が完璧に出来るなら、そもそも外国為替市場が成り立ちません。
地震予知が完璧に出来ないのと同じです。

もし地震予知がピンポイントにいつどこで、
発生するか全てが事前に分かってしまったら、もう今の世の中は成り立たないでしょう。

未来予測チャートは、過去の値動きから未来の動きを推測するものです。
予測ではありません。

マーケットの予測をしても無駄です。出来ません。
ただし、波動を分析したり、それに乗ることは可能です。

有名な投資家、ジョージソロスの手法は、仮説を立て、その上でその仮説が正しいかどうかを
判断するために市場の「声を聴く」というものです。

未来予測チャートのロジックは?

直近のチャート形状と類似した局面を過去から探し出し、
将来のチャート形状を予測するロジックです。(形状予測チャート)

このロジックの開発元は「Centillion Fintech(センティリオン・フィンテック)株式会社」で
金融工学(金融&IT)の会社です。

この会社の主要取引先に、
カブドットコム証券、マネーパートナーズ、野村證券、みずほ証券、インターネットイニシアティブ、外為どっとコムなどがあります。

したがって、いくつかの業者で使われている、未来予測チャートは根本的には同じです。
実際に機能と見た目が似ています。

元々は株の銘柄選びや投資判断をサポートする機能を備えた銘柄分析ツールでしたが、
証券会社にもサービスを提供するようになったんですね。

第一次近似(一番似ているもの)から第三次近似(三番目に似ているもの)まで表示され、
これにより、専門知識の有無に関わらず、直感的に値動きを予測することを可能とした試み。

先行きに関しては視界不良、そして後付けに関しては視界良好。
これは通常のチャートの事です。

この問題をクリアーにしようと試みられたのが、
未来予測チャート(形状予測チャート)です。

未来予測チャートには多くの種類がある

いくつかの取引業者で実際に利用が可能です。

私の知る範囲では、下記がそうですね。

・JFX「未来予測チャート」
・外為どっとコム「ぴたんこテクニカル」
・マネーパートナーズ「かんたんトレナビ」
・FXTF未来チャート「ゴールデンウェイ・ジャパン」
・ひまわり証券「さきどりテクニカル」
・FXプライム「ぱっと見テクニカル」
・セントラル短資FX「みらいチャート」
・ヒロセ通商「さきよみLIONチャート」

(※ 機能制限なしでフル活用するためには、口座開設する必要があります)

未来予測チャートは使えない?勝てない?

全く機能しないのなら、存在している価値がありませんので、
この世の中からなくなっているはずです。

世の中、資本主義ですからね。

相場や歴史はある一定のサイクルの周期で繰り返されます。
宇宙現象や自然現象には一定のリズムがあります。

従って、機能することもあれば、機能しないこともあります。
ノイズ(小さなリズム)があるからです。

「未来予測チャート」は使い方次第で、大化けします。

しかし、使い方を誤ると、
「全然使えないよー。当たる確率なんて5割もないよー」と嘆くことになります。

この差は一目瞭然。

失敗やミスをしたのは相場が悪いからでしょうか。
ツールやソフト、インジやサインが悪いのでしょうか。

違いますよね?

悪いのは自分ですよね。
認めたくないだけで、本当は分かっていますよね。

投資は孤独なものです。

投資が自己責任と言われるのは、自分のその時の判断が
全て自分に現実として降りかかってくるからです。

未来予測チャートはどのように使えばいいか?

トレンドの把握に使えます。
特にトレンドフォローに使えます。

裁量によるパターン分析の場合は、上昇・下降・レンジの判断を自分でしますが、
未来予測チャートではその予想を可視化してくれます。

過去の値動きから将来のチャート形状が作り上げられているので、
テクニカル分析に馴染みのない初心者でも簡単にレートの方向感の把握ができます。

ただし、予測をサポートするために使うものなので、
ツールと割り切ることが重要です。

未来予測チャートのローソク足をそのまま、鵜呑みにしても勝てません。
その通りにレートが動くわけではありませんから。

未来予測チャートそのものを、ツールとして利用するのです。

テクニカル指標やインジケーターなどと同じ、ツールとして割り切って利用するのです。
シグナル集合知と考える事も出来ます。

膨大なデータを収集した予測結果としての形状分析が、
未来チャートとして表示されているのです。

具体的には、複数の時間足で同じ方向が出ていれば、
強力な未来シグナルと考え、順張りが出来ます。

複数の時間足で方向がバラバラであれば、
ダマし回避シグナルと考え、エントリーを見送ります。

徹底比較!最も優れた一番良い、未来予測チャートは何か?

先に述べたように、取引業者がサービスで提供しているものは
全て同じロジック(提供元・開発元が同じ)です。

パラメータが違うだけなので、
どこもこれも似たようなもので、同じです。

唯一、違うのは「fx-on」の未来予測チャートです。

膨大な数のEA(自動売買ソフト)の運用情報を収集し、
そのデータが未来チャートに加味され、ローソク足に反映されます。

EA開発者は常に、相場と戦っており、
成績が悪いものも、成績が良いものもあります。

EA(自動売買ソフト)には、パーセプトロンなどの人口知能アルゴリズムを使ったものから、
カーブフィッティング(過去相場の最適化)されたものまで、あらゆるロジックがあります。

相場の盲点を突くようなロジック(アービトラージ等)で運用されるEAもあれば、
買いポジションと売りポジションを同時に持つ(両建て・ナンピン)EAもあります。

ギャンブルで良く用いられる必勝法(マイチンゲール)を
ロジックに組み込んでいるEAもあります。

スイングでトレンドフォロー(順張り)で利益を大きく獲得していくEAもあるし、
スキャルピングでカウンタートレード(逆張り)で高い勝率を狙っていくタイプもあります。

このように、EAは本当に様々なロジックがあるし、
タイプや特性も千差万別です。

様々な特性を持つ、各EAの方向性を係数に追加することで
より精度の高い予測を実現
しているのが、この未来予測チャートと言えますね。

fx-onが描く未来予想図「未来予測チャート」の詳細

ブラウザ上で動作するため、
MT4(メタトレーダー)などのチャートソフトをインストールする必要がありません。

また、スマートフォンでの利用も可能で、どの端末からでも見ることが出来ます。
業者に依存する事もありません。

現在では(2017年04月時点)、年額契約と月別契約とお試し版(無料)の3つが
用意されています。

通過ペア

通常のチャートと同様、通過ペアを変更できます。
使用可能な通過ペアは下記の通りになります。

・AUD/JPY
・AUD/USD
・CAD/JPY
・CHF/JPY
・EUR/USD
・EUR/JPY
・GBP/JPY
・NZD/JPY
・USD/JPY

(※ 無料お試し版では AUD/JPY のみ使用可能)

時間足

通常のチャートと同様、時間足を変更できます。
使用可能な時間足は下記の通りになります。

・5分足
・15分足
・30分足
・1時間足
・4時間足
・日足

(※ 無料お試し版では 15分足 のみ使用可能)

テクニカル指標

テクニカル指標をチャートに描画できます。
様々なテクニカル指標を合わせて使用することが可能です。

トレンドフォロー系とオシレーター系の両方を使わないと
今の相場にはついていけません。

予測ライン:

過去に予測した未来予測チャートの終値をラインで結んだものです。
これは、fx-on独自のラインです。

移動平均線:

各ローソク足で一定期間の終値の平均値を計算し、ラインで結んだものです。
移動平均線は多くのトレーダーが使っています。

多くのトレーダーが使っているという事は、それだけ意識され
機能するということです。

(テクニカルが動くから、レートが動くのではなく、
トレーダーが売買をするからこそ、レートが動きテクニカルに反映される)

ボリンジャーバンド:

ジョン・ボリンジャー氏が考案した指標で、
「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したラインです。

多くの投資家がチャートを見る時に表示させるとても信頼度の高い指標です。
トレンドフォローにも使えるし、カウンタートレードにも使えます。

RSI:

現在の相場は上昇と下降、どちらに傾いているのか?を表した指標です。

「買われすぎ」「売られすぎ」を数値化して、
相場の強弱を教えてくれる、オシレータ系の代表的なテクニカル指標です。

RSIの数値が100に近いほど買われ過ぎで、
0に近いほど売られ過ぎである事が示されます。

ダマシ回避に使ったり、トレードの精度向上に使えます。

MACD:

MACD(マックディー)は、オシレーター系とトレンド系の特性も持ち併せているので、
両方に使うことができる人気のテクニカル指標です。

特にトレンドを測る場合に、分かりやすいのが利点。

相場の周期とタイミングを捉える指標で、
MACDの傾きからトレンドの方向性を見るといった利用方法があります。

fx-on未来予測チャートの使用感(個人的感想)|自己検証

2016年8月18日 22:00

mirai-yosoku-chart-fx-on-20160818

右側の方のローソク足ですが、途中から色が変わっていますよね。
ここが未来予想の部分です。(通常のチャートにはこの部分がなく、切れています)

水色オレンジが「未来のローソク足」です。
現在、2016年8月18日(木)の22時ですが、未来のローソク足が見えています。

ちなみに未来のローソク足はリペイントなし(後から都合よく変わらない)です。

ちょうど、縦の太線の区切りが、同日23時30分の未来レートを表しています。
黒のボックスで説明がありますよね(クリックで拡大可能です)

この辺りを狙っていきたいと考えています。

ちなみにこの時は、日足と60分足が下降傾向でした。
上図の15分足では、チャート真ん中付近まで上昇して、その後下降しています。

その続きの未来チャートでも下降を示しています。

従って、エントリーするとしたら、ショートです。


2016年8月18日 23:08 AUD/JPY ショート

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上図は23時30分付近のポジションです。
個人的な感想を言うと、未来チャートはなかなか使えます。



2016年8月20日 土曜日
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自己分析をします。縦線が60分足の2016年8月18日(木)23時。
未来部分を後から俯瞰すると、このようになっていたんですね。